2014年11月にASP版をリリース。以来、着々とユーザーを増やし、わずか1年3か月で500社、1万5,000名の利用者を獲得した。
ほめ言葉は、そのままSNS上に可視化。導入企業からも、社内のモチベーションアップにつながったと、絶賛されている。
提供元は、2007年設立のシンクスマイル。代表取締役の新子 明希(あたらし はるき)氏がめざすのは、労働に対するネガティブ意識の払拭だ。
・感謝と称賛のコメントをバッジとともにみんなで贈り合う
Q1:「HoooP」とは、どんなサービスなのでしょうか。
会社のバリュー(組織が共有する価値観)をバッジ化し、実際の行動・コミュニケーションでのエピソードについて、感謝・賞賛(ほめる)コメントを、バッジとともにスタッフ同士贈り合うという、今までになかった新しいウェブサービスです。社内外から見た自分の強みが、チャートで可視化されます。
Q2:開発の経緯を、お聞かせください。
元々は社内のみで行っていたのですが、お問い合わせをいただくようになったため、サービスとしてリリースしました。
(開発にあたって)最初に理念、次に行動指針を決めたのですが、これをどう実践してもらうかということを、まず考えました。
よく聞くのは声に出して唱和することですが、弊社は若い会社なので、唱和だとやらされている感が強くなってしまうのでは、と思いました。(そこで)10個の行動指針を10個のバッジにして、実践した人へコメント付きのバッジを、ゲーム感覚で贈る仕組みを作り上げたのです。
・明るくポジティブなビジネス社会を形成したい
Q3:現在、500社1万5,000人が利用しているそうですが、実際の反響はいかがなものでしょうか。
コミュニケーションが取りやすくなり、人間関係が円滑になったなど、効果を感じている企業さまが多いようです。また、離職率の低下やモチベーションのアップにも、役立ててもらっています。
導入時はほめることに抵抗を感じている人が多いのですが、弊社の“ほめ研修”などで、ほめるポイントや楽しさを知り、周囲の行動もよく見ることができるようになった、とのお声もいただいています。
Q4:サービスの今後の展開について、教えてください。
2016年はユーザー10万人で2,000社を目標にしており、2019年までには100万人をめざしております。
今“仕事”をキーワードに検索すると、“辞めたい”“ミス”などネガティブな言葉ばかり出てきます。(だからこそ)「HoooP」では、感謝・賞賛(ほめる)コミュニケーションを提供し、検索時に“楽しい”とか“早く行きたい”とか、わくわくするようなワードが出てくる環境を作りながら、今より明るくポジティブな世の中にしたいと思っています。
ほめられると、人の良い所が見えてくる。その輪が社内を超えて、外部にも広がっていけば、きっといい循環を生み出すに違いない。1個のツールが、新しい社会を作る。「HoooP」なら、その役割を十分に果たしてくれるだろう。
HoooP