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Tech オハイオの美術館で、巨大マルチタッチスクリーンに収蔵アート3500点を表示、同時に16人が操作可能

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オハイオの美術館で、巨大マルチタッチスクリーンに収蔵アート3500点を表示、同時に16人が操作可能

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美術館や博物館は、人類の過去の歴史的遺物や、芸術作品を保存&展示する場所だが、今は、現在のテクノロジーを取り入れ、未来的な展示がおこなわれる場所になりつつあるのかもしれない。

「The Cleveland Art Museum」は、アメリカのオハイオ州にあるミュージアム。この美術館では、マルチタッチに対応した巨大なスクリーンを導入した。「Gallery One」と呼ばれるスペースに収容されている大きなスクリーンは、最大16人の来館者が同時に操作することができ、3500点に及ぶ美術館の収蔵品の検索が可能になっている。それぞれの展示品は、40フィート幅のサムネイルで表示され、自由にタッチしてつかんで動かすことができる。来館者は、それぞれのサムネイルイメージをクリックすると、詳しい情報を参照したり、「アフリカのアート」「作者」「時代」などといったカテゴリーから、関係する作品などを探すことも可能だ。このスクリーンでいろいろな情報に触れることで、今まで足を運ばなかった展示室に行ったり、知らなかった作品に出会うチャンスも増えるかもしれない。

さらに、美術館ではiPadに対応した「ArtLens」というアプリを用意しており、来館者はスクリーンと自分のiPadをリンクさせて、詳しいアート情報をiPad内に引き出すことが可能なばかりでなく、自分だけの鑑賞ツアーを計画することができてしまう。また、あらかじめインプットされている学芸員の解説を聞くこともOKだ。アートの情報は自分のiPadに保存しておくことができ、お気に入り作品や作品鑑賞の感想などをソーシャルメディアを通じて、友人たちとシェアして楽しむこともできる。また、iPadをもっていない人のために、iPadは館内でも貸し出しをしているという。ただし、このアプリのインストールには20分程度かかってしまうというが、それでも時間をかけるだけの価値はありそうだ。

見所を重点的に鑑賞し、美術館を効率的に回りたい人、作品をじっくり自分なりに解釈しながら見て周りたい人、どちらの人にも大変有意義なこのサービス、美術館での体験に革新をもたらしそうである。

The Cleveland Art Museum

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