同じ市場の中でも、際立った成長を続けている本ツール。導入企業数は9万社(
ここまでの人気を得た理由は、どこにあるのだろうか。ChatWorkの担当者に、詳しい話を聞いた。
・業務の効率化と会社の成長を目的としたクラウド型ツール
Q1:サービス開発のきっかけについて、お聞かせください。
“いずれ世界に通用するプロダクトを作りたい”という思いがあり、その際に気づいたのが、ビジネスにおけるチャットの有用性です。
(そこで)弟でありCTOの山本正喜を中心に、“チャット機能”と“タスク管理機能”に特化したサービス、「チャットワーク」の開発に着手しました。
その後、「チャットワーク」が、新しいコミュニケーションインフラになると確信したため、当時順調に展開していた10事業を無償譲渡し、事業を本サービス1本に絞りました。
Q2:「チャットワーク」とは、どんなサービスなのでしょうか。
業務の効率化と会社の成長を目的とした、メール・電話・会議に代わるクラウド型のビジネスコミュニケーションツールです。 グループチャット・タスク管理・ファイル共有・ビデオ会議/音声通話の4つの機能で、快適なワークスタイルを実現します。
・新たな成長フェーズに向けて普及の拡大をめざす
Q3:多くのコミュニケーションツールが存在する中、これだけの反響を得た理由は、どこにあると思われますか。
プロダクトの使いやすさが、反響を得た一番の理由だと思います。
ネット上のユーザーの声を分析したり、すでに導入してもらっている企業様からのご要望を元に、サービスを進化・発展させているので、ITの知識がなくてもすぐに使いこなせるような仕様になっています。
(そのため)「チャットワーク」を使用した結果、業務の効率が劇的によくなったという声を多くいただいている状況です。働きやすい環境にするためには、どのような機能、サービスを提供していけばいいのかと常に意識して、改善に取り組んでいます。
Q4:今後の展開について、教えてください。
今回2回目の資金調達を実施したことによって、新たな成長フェーズに突入しました。この成長を加速させるために、今後は海外展開を積極的に図っていく方針です。海外のマーケティング経験者の採用などで人員を増やし、現地企業での「チャットワーク」導入促進を、アグレッシブに行ってまいります。
国内においては、士業や農業、介護業界など非IT業界での「チャットワーク」の普及をさらに拡大するとともに、大手企業への導入も加速させていきます。
使いやすさ、満足度とも高い評価を得ている「チャットワーク」。資金調達後の展開が楽しみだ。
チャットワーク