日本や香港でスマートフォンやPC向けに音楽を配信している「KKBOX」は、アジアを代表する音楽配信プロバイダーに成長中だ。登録ユーザーは今や1000万人を超える。そのKKBOXがマレーシアとシンガポールでもサービスを開始した。さらに2014年までにインドネシア、タイ、ベトナム、フィリピンでもサービス開始を見込んでおり、東南アジア一帯を広くカバーする。

クラウド型ストリーミング配信サービス「KKBOX」は2004年に台湾で始まった。同社の株式の70%をKDDIが保有し、日本では「LISMO unlimited」としてサービス展開されている。ウェブサイトは中国語、英語そして日本語に対応しており、1000曲もの音楽ライブラリーは中国語圏内では最大級とされる。Facebookの機能が取り込まれており、また友人と同じ曲を楽しめる「listen along」機能などが人気という。

今回の事業拡大で、同社はアジアを代表するストリーミングサービスとしての地位を確固たるものにすることを狙っているようだ。

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