人型ロボットや4足歩行型のロボットは発展が目覚ましい分野で、新しいタイプのものがどんどん開発されている。
そんなロボットの分野でも珍しいタイプのものが登場。4足歩行で地を這うように歩くサンショウウオ型ロボットが EPFL(スイス連邦工科大学ローザンヌ校)のAuke Ijspeert教授によって開発され、ジュネーブで行われたTEDGlobalで発表された。
・グネグネとした動きがリアル!
動画ではAuke Ijspeert教授がサンショウウオの形をしたロボットと一緒に登壇。緑や赤い目をしたロボットは、壇上で地を這うように歩いている。
泳ぐことも可能とのことだが、動画ではロボットが泳いでいる様子は確認できない。
・動物の動きや骨格を研究しロボット化!
ロボットの動きがリアルなのには訳がある。Auke Ijspeert教授は「バイオロボティクス」という本物の動物の複雑な骨格や筋肉の動きを研究してロボット化しており、動きを再現している。
動きが滑らかなので、このロボットは採集などの野外作業・奉仕・探索・救助など様々な分野での活躍が期待されているという。
・動物の"謎"へアプローチ
Auke Ijspeert教授は「このロボットは自然界にいる生物を真似しただけではありません。これらのロボットは生物学への理解をより深めるものであり、完全に解明されていない動物の脊髄の秘密を解き明かす手助けになる」とコメントしている。
この分野の研究が進んで量産体制が整えば、家庭用のペットロボットのバリエーションが増えるかもしれない。