「Top Hat Monocle」は、PowerPointなどのソフトフェアと合わせて使うことができ、ウェブをベースにしてオンラインで先生の端末と各生徒が持っている端末とを連携させ、先生の端末で指示した動作によって、プレゼンテーションやデモ映像を流したり、ディスカッションを開始&終了させることなどが可能だ。また、生徒に向けてアンケート取ったりクイズを出題することもでき、答えに何通りかの選択肢をあてがったり、単語を直接入力させたり、生徒からのダイレクトな質問を受信できたり、リアルタイムでグラフを表示するなど、生徒からのレスポンスをビジュアル化する、バリエーション豊かなツールになっている。
このようなツールにはプラットフォームの問題がどうしてもつきまとうが、携帯電話、ノートパソコン、スマートフォン、iPodなど、あらゆるデバイスに対応しているのも非常に使いやすい点だ。アンケートなどのリアクションを生徒に促すことで、データを手軽に取得できるだけでなく、授業にメリハリがつき、生徒としても参加している気持ちが強くなり、授業により身が入るかもしれない。
この「Top Hat Monocle」は、昨年800万ドルの投資資金を集め、従業員も20人から70人へと大幅に増加。そして先日さらに追加で110万ドルの投資資金を受けたことを発表した。急成長を遂げている「Top Hat Monocle」の状況を見ると、教育現場の質を高めるニーズが強いことを示しているといえそうだ。
Top Hat Monocle