製品名は、「Tech Tats」。極薄の電子回路と導電塗料で構成されたそれは、皮膚に装着することで、着用者の生体情報を直接モニターできるようになっている。文字通り、電子タトゥーというわけだ。
・微細な体の変化も正確に計測
同社では、製品用途の事例を挙げたプロモーションビデオを公開。これを見るかぎり、さまざまな使い方が期待できそうだ。
まず、医療での活用。発熱など病気のサインも、簡単かつ正確に計測。皮膚を介して、体の微細な情報をモバイルに送信。わずかな変化も、見逃さずにすむ。手術後の患者の体調管理にも、大いに役立つだろう。
・カードや通帳の代わりになる?
開発元が最も期待するのは、金融業界への導入。
通帳もカードも、もういらない。必要な情報はすべて、「Tech Tats」から取得。支払いや預金も、楽々。うっかり忘れることもないし、第3者による不正な現金引き出しも回避できる。なにしろ、肌に直接装着しているのだから。
現在はプロトタイプの段階で、商品として陽の目を見るのは、まだまだ先の話。発展途上にあるバイオウェアラブルジャンルに、どんな影響をもたらすか、今後の動向に注目したい。
Tech Tats