しかし、膨大な影響力が見込める反面、なかなか活用しきれないという弱点もある。期間を定めたキャンペーンが不可、効果測定が計測しづらいなど、さまざまな課題を抱えているのだ。
そうした状況を考慮して生まれたのが、この「CAMPiN(キャンピン)」。Instagramでブランド認知を図るには、もってこいの運用ソリューションだ。果たして、どんなサービスなのか。開発元であるテテマーチ、ゼネラルマネージャー、松重 秀平(まつしげ しゅうへい)氏に、早速詳しい話を聞いた。
・CMS(コンテンツマネジメントシステム)化でInstagramでのキャンペーン作り放題を実現
Q1:まずは、「CAMPiN」開発のきっかけから、お聞かせください。
写真が主体のSNSであるInstagramは、言語の壁を越えて、世界中のユーザーがつながれるという利点があります。そこに可能性を感じ、注目したことが始まりです。(中略)
ユーザー参加のキャンペーンという手法は有効的ですが、既存のキャンペーンツールでは、1回につき数十万からと費用が割高な上、実施しないと効果が見えにくいという弱点がありました。
(そこで弊社では)キャンペーンの導入ハードルを下げるため、CMS化による作り放題を実現しました。(こうして)さまざまなキャンペーンを簡単に試してもらえる、「CAMPiN」が誕生したのです。
Q2:「CAMPiN」とは、どんなサービスなのでしょうか。
「CAMPiN」には、2つの側面があります。1つは、キャンペーンツールとしての側面。新規作成画面から簡単にキャンペーンLPと、キャンペーン管理画面を生成し、運用できるという面です。
もう1つが、Instagramアカウントの効果測定ツールであるということ。現在公式のInstagram分析ツールはなく、運用担当者が、目視で数値を管理しているケースが大半です。その負担を軽減すべく、フォロワー数、投稿数、“いいね”数の推移を計測する機能も実装しています。
・年間を通してさまざまなイベントで活用できる!
Q3:本サービスを利用することで、企業はどのようなメリットを得るのでしょうか。
ハロウィンやクリスマスなど、年間を通してさまざまなイベントで、キャンペーンを実施できます。(そこから)自社アカウントのフォロワー集めや、参加者による投稿促進も見込めます。
ユーザーの投稿が増えると、Instagram上に自社に関わる写真が、どんどん増えていきますので、認知度向上にもつながります。また、Instagramアカウントのフォロワーや、“いいね”状況もグラフで管理できますので、担当者の工数削減が期待できます。
Q4:今後の展開について、教えてください。
キャンペーン機能のバージョンアップはもちろんですが、効果測定の面を強化していきたい、と思っています。
現在は、フォロワー数、投稿数、“いいね”数の推移という簡単なデータを取るだけになっていますが、今後は導入していただいた企業さまからヒアリングしたり、自社運営メディア「インスタアンテナ」から、ユーザーデータを見ることで、効果測定ツールとしての機能を追加していきます。
(将来的には)、Instagram運用を行う上での必需品として、多くの企業さまに長く使っていただけるツールにしていきたい、と考えています。
すでに数社の有名企業へ導入されている、「CAMPiN」。Instagram特化型ツールとして、今後どのような成長を遂げていくのか、楽しみである。
インスタグラム連動キャンペーン制作&管理ツール CAMPiN