だが、眠気はなかなか自分でコントロールできないのがつらいところ。
そんな私たちの悩みに応えてくれるかもしれないのが、現在ウクライナのスタートアップが開発中の「NOZzER WATCH」。世界初の対眠気用デバイスだ。
・世界初の対眠気用腕時計型デバイス!
精神生理学の観点でみると、興味を引かれる外部シグナルがなくなると、人間は疲れたり飽きたりしてくる。するとニューロン活動が減少していき、やがて意識がなくなってしまう。
この状態をcritical decrease of neuron activity(CDNA)というが、状況によってはしばしば大きな危険や不都合をもたらしてしまう。しかも、この意識を失うタイミングはセンサーなどで予見することが難しいという。
・脳へシグナルを発信、電気インパルスを与える
そこで登場するのが「NOZzER WATCH」。眠気を感じたら腕に装着して起動すると、デバイスから脳へと追加のシグナルが発信され、電気インパルスを与える。
そうすることで、脳内のニューロン活動の低下を抑え、意識を保つという仕組みだ。
・Indiegogoで出資受付中
この技術は“Active mind maintenance technology(AMMT)”といい、“Psychophysiology Laboratory of V.N. Karazin Kharkiv National University”で実施された実験によると、31人の被験者のうち、70%が眠気の減少を感じたという。ちなみに、シグナルの強弱のレベルは調節が可能だ。
腕に着用するだけで眠気が減少する便利な「NOZzER WATCH」は、クラウドファンディングサイトIndiegogoで出資を受付中。早期予約価格59ドル(約7000円)~となっており、9月の提供開始を予定している。
NOZzER WATCH