花粉だけでなく、ハウスダストや大気汚染などを原因とするアレルギーや喘息を患う人の数は世界的に増加傾向だ。
そこでカリフォルニア拠点のスタートアップが開発しているのは、アレルギーや喘息の原因物質が身の回りの空気に含まれているかをチェックできる ガジェット「AlerSense」。“危険因子”の存在をいち早くキャッチして症状を最小化するのに役立つ。
・危険レベルになると赤色に
手のひらサイズのAlerSenseは、空気中に含まれるアレルギーや喘息の原因物質に反応するセンサーを内蔵する。
具体的には、花粉やカビ、有害な化学物質、動物の毛などの微粒子分子を検出する。問題がなければAlerSenseのライトはグリーン、注意が必要な時は琥珀色に、症状を引き起こすレベルでは赤になる。
・有効な対策を早めにうてる!
そうした情報は、Wi-Fi経由でユーザーの端末にも届く。アラートを受け取ったユーザーは、空気の入れ替えをしたり、その環境から移動したりするなど可能な対策をとることで発症を未然に防いだり、症状を軽減したりできるというわけだ。
また微粒子分子に加えて温度や湿度も測定できるので、子供部屋などに置いておいて空気の質と快適さをリアルタイムにモニターするという使い方もできる。
・発売国拡大に期待
同社のサイトでは現在、予定小売価格249ドル(約2万9000円)のところ、159ドル(約1万8600円)でプレオーダーを受け付けている。
今のところ米国・カナダ市場を対象に4月の発送を予定しているが、間もなく販売エリアを拡大するとのこと。
アレルギー体質の人は、こうしたガジェットを使って自衛に役立てるというのはありだろう。メールを登録しておくと販売エリア追加などのお知らせが届くようだ。
AlerSense