おかげで、一時期停滞気味だったチームスポーツの人気もアップ。社会人やアマチュアのチームが、どんどん増えているという。
この状態を維持するのに必要なのは、チーム運営にかかる煩わしさを軽減すること。多忙な勤め人でも、気楽に管理できるような体制を整え、スポーツそのものに集中できる仕組みを作り出すことにある。
「TeamHub」は、スポーツチームのために開発された、日本初のマネジメントアプリ。運営管理の効率化によって、国内チームスポーツの底上げを図る、期待のサービスだ。
提供元は、スポーツITベンチャーのLink Sports。代表取締役CEOの小泉 真也(こいずみ しんや)氏に、話を聞いた。
・スケジューリングからスコア記録までマルチに管理
Q1:まずは、「TeamHub」提供のきっかけから、お聞かせください。
日本にスポーツチームは多く存在しますが、そのほとんどがアマチュアです。そして、チームを運営するには、いわゆる管理者が必要なことは間違いありません。ただ、この管理者の負担というのは試合・練習の日程調整、出欠管理、部費徴収など、無報酬でやるには労力の負担が大きいものばかり。(中略)
そういったいわゆる”活動のための活動”が理由で、スポーツ離れが進むことは、日本のスポーツ文化を興隆させるにあたっての、障害となります。そこで、ITの側面からこの課題を解決しようと思い、本サービスの製作に着手しました。
Q2:「TeamHub」とは、どんなアプリなのでしょうか。
イベントや試合の作成と出欠確認、そして未回答者へのリマインドをはじめ、試合のスコア記録が可能な、チームマネジメントツールです。
プレーヤーとチーム管理者を兼任している方が多い中、後者にかかる時間を、飛躍的に抑えるものです。蓄積されていった試合のスコアから、個人成績ランキングが弾き出されるため、モチベーションの喚起にもつながります。
今後は、スポーツ100種目に対応するとともに、誰が部費や飲み会費用を払ったかなどがわかる資金管理機能や、チームの強さを数値化し、ジオロケーションとひも付けての自動マッチングにも取り組みます。
・目標は年内5,000チーム導入
Q3:子どものスポーツチーム(リトルリーグなど)でも、利用することは可能でしょうか。
可能です。試合やイベントの出欠連絡ツールとして機能するため、選手本人であるお子さんがスマートフォンを持っていなくても、親御さんのいずれかがスマートフォンを所持している、もしくはEメールアドレスを持っていれば、十分利用できます。
もちろん、お子さん本人が登録して利用することも可能ですし、何よりも他のSNSと違って、有害な広告やサイトへの導線が皆無であり、良い意味で内輪のみで使えるツールなので、安心感も担保しております。
Q4:これから「TeamHub」を、どんなアプリに育てたいとお考えですか?
大がかりな目標ですが、年内に5,000チームの導入をめざしております。
今後は、スタッツ入力結果や活動地域のデータをひも付けして、練習試合のマッチング機能を追加するだけでなく、運動場と提携することで、試合場所のリコメンドなども搭載する予定です。
そうすることで、日本全国のスポーツチームが利用するプラットフォーム、インフラとしての役割を、果たしたいと思っています。
TeamHub