宇宙関連のプロジェクトや起業は莫大な費用がかかってしまうイメージが強いが、ヨーロッパ発の宇宙プロジェクト「UNSP」が宇宙にカメラ付きの機材を飛ばし、VRヘッドセットで撮影した動画を視聴するというプロジェクトを立ち上げ、Kickstaterで出資を募っている。
・気球を付けてカメラを宇宙へ、Bluetoothで通信
日本でも風船の付いたカメラを使い、宇宙の風景を撮影する「ふうせん宇宙撮影」というプロジェクトが存在したが、この企画はより本格的。
鉄製の棒を十字に組み合わせ、端にバルーンを4つ搭載し、Bluetooth内蔵のカメラを搭載して宇宙に飛ばす計画で、従来のこういった機械よりも長い時間飛ばすことができ、より重たい荷物を搭載しての飛行が可能とのこと。
既に上空6万5000フィート(約19キロ)から10万フィート(約30キロ)の飛行試験を終えており、プロジェクトの成功には自信を持っているようだ。
プロジェクトチームはメカニカルエンジニア・宇宙用のドローンの設計士や宇宙愛好家など様々な知見を持ったメンバーが集まっており、アメリカ・スペイン・イギリス・インド人のメンバーを中心とし様々なメンバーが集まっている。
・VRヘッドセットを使用して宇宙空間を見る!
カメラを使って撮影した動画はVRヘッドセットを使って楽しめる計画で、クラウドファンディングで50ユーロ(約6400円)以上投資するとiPhoneなどを含めたどのスマートフォンでもVR視聴が可能。
この端末は、Google CardboardやYoutube 360 などの3D映像を見ることが可能なので幅広い使い道ができそうだ。
将来的には宇宙からのライブストリーミング中継を行い、VRヘッドセットで視聴するということもあるかもしれない。
UNSP - Space, VR, & Balloons