瞬時に幅広く情報収集できるというインターネットの利便性は、子どもの知的好奇心を刺激し、従来の学習をより広げ、深める効果が期待される一方、インターネット上に流通する情報は玉石混淆であり、子どもが有害な情報に接するリスクも少なくない。
・子どものための検索エンジンサイト
「Thinga」は、米テキサス州オースティンのデザイン事務所「The Bear James Company」によって開設された、子ども向けの検索エンジンサイトだ。
一般的な検索エンジンと同様、キーワードを入力すると、運営チームが選別したコンテンツや子ども向けウェブサイトからの引用情報を集めた独自のコンテンツライブラリーを参照。
子どもが安心して閲覧できる情報やコンテンツのみが、検索結果として表示される仕組みとなっている。
なお、Thingaで取り扱われている情報はすべて、米国の児童オンラインプライバシー保護法(COPPA)に準拠。また、Thingaには、保護者が利用環境をカスタマイズできる機能も搭載されている。
・子どものIT教育にとって必要なものとは?
検索結果から不適切なコンテンツを除外できるGoogle検索のセーフサーチなど、インターネット上の有害な情報へのアクセスを制限する「フィルタリング」は、子どもに安心してインターネットを利用させるための有効なツール。
これらのツールを使って有害な情報を遮断するだけでなく、Thingaのようなプラットフォームを通じて、優良な情報やコンテンツへのアクセスを担保することも、子どものIT教育にとっては、一考の余地があるかもしれない。
Thinga