360度対応のモーションセンサーが搭載されていて、死角のために侵入者を見逃す心配もない高機能なセキュリティツールだ。
・CESで“Best of Innovation 2015”を受賞
開発したのはオランダ発のAmarylloというチーム。「iCamPRO Deluxe」は、「iCamPro FHD」をさらに改良したもので、世界最大級の家電見本市CESで“Best of Innovation 2015”を受賞している。
人工知能を搭載したロボットカメラには、3つのモーションセンサーが設置されており、このおかげで約91メートルの範囲内、360度の視野で対応が可能になっている。
カメラは範囲内で生じた動きをキャッチし、追跡を開始する。独自のアルゴリズムによって、人間の顔を認識する点が大きな特徴。検知した顔を360度追跡し、常にカメラ映像の真ん中にくるように捕捉する。
・侵入者を検出するとアラート送信
このように、もし人物の顔が検出された場合には、ユーザーのスマートフォンにアラートを送信して知らせてくれる。
侵入者が誰なのか特定できない場合には、82デシベルの音量でアラート音を鳴らし、非常事態を周囲に知らせる。
・動画アラートを自動送信する機能も
さらに、有料ユーザーのみ利用できるサービスとして、カメラのモーションセンサーが侵入者を検知すると、数秒以内に約11秒の動画アラートを送って、登録ユーザーにお知らせする機能もあるという。クリアな動画はより詳細に、どんな事態が起こったのか把握する手助けとなるはずだ。
これらの撮影された画像データは、クラウド内に最大3日間保管される。
また、このカメラはナイトビジョン機能も搭載しており、暗い部屋でも作動するので安心だ。NASAと同レベルの高度な暗号化システムを導入しているため、セキュリティ面でも心配ないという。
「iCamPRO Deluxe」には専用のアプリが用意されていて、カメラのパン&ティルト機能(左右、上下に動かす)やズーム機能をリモートで作動させることもできる。
・監視範囲をカスタマイズ
さらに、アプリから“Activity”“Blockout”ゾーンを指定する機能もあり、特定のエリアだけを入念に監視する、または監視の除外にする、という特殊な設定をおこなえるようになっている。
扉や窓の周辺などを重点的にチェックしたり、人がよく出入りするキッチン周りは有効範囲外にするといったように、生活環境に合わせてカスタマイズできるので便利だ。
本格派のセキュリティカメラ「iCamPRO Deluxe」は、2016年1月21日まで出資を受付中。
iCamPRO Deluxe