米国化学工業協会(American Chemistry Council)の調査結果によると、米国では、1年間で、世帯あたり640ドル(約77,000円)に相当する食料が廃棄されている。
・アラート機能とオンラインレシピで食料廃棄物を削減
「Foodfully(フードフリー)」は、カリフォルニア大学デービス校(University of California at Davis)の卒業生を中心に開発がすすめられているモバイルアプリだ。
スーパーなどで購入した商品を記録しておくと、消費期限が迫る食材を通知し、その食材を活用したレシピを紹介する仕組み。
Foodfullyは、自動アラートで食材の消費を促して食料廃棄物の削減につなげるのはもちろん、レシピに沿って料理するうちに食の楽しみ方も広がる“一石二鳥”が特徴だ。
・食材の購入履歴データのシームレスな連携がカギに?
Foodfullyを多くのユーザーに効果的に活用させるためには、このアプリに食材の購買履歴をどのくらいシームレスに統合できるかがポイント。
ネットスーパーをはじめとする小売店とのデータ連携や、スマートフォンによる紙のレシートの自動読み取りなど、ユーザーが手間をかけずに購買履歴をFoodfullyに登録できるような機能が求められそうだ。
近々、正式リリースが予定されている、Foodfully。今後の動きに注目したい。
Foodfully