これは諸刃の刃で、最近ではリベンジポルノのように、本人の同意なく写真などがネットに出回り、多くの人の目にさらされてしまう被害が相次いでいる。
こうした悪意ある拡散を阻止するサービスがこのほど始まった。スウェーデン拠点のスタートアップが展開する「Leakserv」。同意のない写真などをウェブから削除し、検索にもひっかからないようにするというものだ。
・高度なトラッキング
リベジポルノなどの被害者は泣き寝入りしているのが現状だろう。本意ではない写真や動画が世界中で「共有」され、一度拡散するとなす手立てがない。
しかし、Leakservは高度なトラッキングとモニタリングの技術で、依頼のあったコンテンツをウェブから削除する。そして発信元を特定し、さらにはそのコンテンツをアップロードまたは配信する人にも削除するよう促す。
また、検索エンジンから対象のコンテンツへのアクセスをブロックすることも可能で、これにより被害の拡大を防ぐ。
・著作権や名誉も守る!
このサービスはリベンジポルノなど性的なものでなくても、例えば著作権が絡んでいるもの、誹謗(ひぼう)中傷など名誉を毀損するようなものも対象となる。
また、一般の人はもちろん、プライベートの写真などが勝手に流用されることが多い有名人の利用にも対応する。
料金は、モニターするコンテンツが10件までのベーシックプランが月69ドル、コンテンツ50件までのプレミアムプランが月199ドル。セレブ用として、写真や名誉などについて絶えずモニターするプランは月1999ドルとなっている。
情報管理の難しさが問題となっているインターネット。被害に遭わないことが一番だが、Leakservのようなサービスがあることを知っていて損はないだろう。
Leakserv