リリースされて間もない「Yadorigi(ヤドリギ)」も、そんなサービスの1つだろう。
特徴は、予約から受診の手続きまでを一括しているところ。待ち時間なしの予約、混雑状況のリアルタイム確認など、多彩な機能で通院にかかるストレスを大幅に削減。患者と診療所双方の利益を熟慮した、期待のソリューションである。
提供元は、医療系ソフトウェア開発で躍進中の、Hynext(ハイネクスト)。代表取締役の日置 雄一郎(ひおき ゆういちろう)氏に、話を聞いた。
・医療従事者と患者の信頼関係を深めるソリューション
Q1:サービス開発のきっかけを、お聞かせください。
歯科医院へのシステム導入などで、雑談をしていたときのことです。
患者さんとの関係をもっと良好にしたい、という院長先生の要望もあって、企画及び、開発がスタートしました。
Q2:「Yadorigi」とは、どんなサービスなのでしょうか。
患者のために日々努力する医療従事者を、支えられるサービスをめざしました。
患者を待合室に拘束せず(患者満足度の向上)、医療従事者と患者間で連絡を取りやすくし、距離感をなくして信頼関係を築きます。
診療所の効率化ではなく、患者サービス及び、医療従事者と患者間の関係を深めるためのソリューションです。
・接骨・整骨院、美容業界への展開も予定
Q3:本サービスは医療の分野に、どのようなメリットをもたらすのでしょうか。
患者との信頼関係が築けなければ、訴訟などのトラブルのリスクが高まり、かようなトラブルは、医療業務への集中を阻害します。
結果、いわゆる“やぶへび”への畏怖の念から説明不足となり、ひいては医療クォリティの低下を招き、患者にとっても不利益となりかねません。
本サービスの導入によって、患者サービスが向上し、医療従事者と患者がもっと近いものになります。そして、医療従事者は医療に集中でき、医療の質向上が期待できます。
Q4:現在の導入状況と今後の展開について、教えてください。
サービスインしたばかりなので、導入はこれからです。今後は、接骨・整骨院、美容業界などに展開していき、予約待合システムのスタンダードをめざします。
「Yadorigi」は、ios、Andoroidアプリで公開中(診療所用はipadのみ)。まずは、関東近郊での運用からスタートするとのこと。サービスの浸透に、期待したい。
Yadorigi