・お湯に入れるだけ!自由に成形できるプラスチックシート
ロンドン発、Peter Marigold氏が考案した「FORMcard」は、バイオプラスチックでできたポケットサイズの小さなプラスチックシート。
お湯に入れると、さまざまな形に成形したり、壊れたものの修復に使ったりできるというものだ。
シートの大きさは、ちょうどマグカップに入るくらいのサイズ。熱可塑プラスチックシートをお湯に浸すと、たちまちやわらかく、グネグネとした状態に変化。まるで粘土をこねるように、たやすく成形ができる。しかも、簡単に成形ができる一方、冷えた後は非常に丈夫になるのが大きな特徴。
・プラスチック製品の修復にピッタリ
シートは熱された状態だとプラスチックにくっつきやすくなる。この特性を活かし、例えば柄の部分が紛失したスコップや、一部が割れたり欠けたりしたカップなど、さまざまなプラスチック製品の修復に用いることができる。
いわば、“プラスチック用のスーパー接着剤”のような役割を果たしてくれるのだ。
また、カッターなどの刃物の刃先カバーや、簡易のねじ回しをつくったりもできるほか、お手製のスマートフォンスタンドを成形したりなんてこともでき、出先やアウトドアのシーンで大活躍してくれそうである。
・粒状タイプより、取り扱いがしやすい
既存の熱可塑プラスチックの多くは、粒状の素材を加工するタイプがほとんど。
だが、この「FORMcard」は、プラスチックシート状にしたことで、素材がバラバラに散逸しやすく、成形しづらい粒状プラスチックに比べ、初心者にとっても飛躍的に取り扱いがしやくなっているのもメリットだろう。
・Kickstarterで出資募集中
日用品の修理ツール、あるいは非常用ツールとして、普段から自宅の引き出しやバックパックの中に常備しておくのもよさそうだ。
他にも、子どものおもちゃをつくったり、アイデア次第でいろいろな使い道が広がる「FORMcard」は、Kickstarterで12月6日まで出資を受付中。
FORMcard