折り方や紙の種類などを工夫して、どれだけ長く滑空させられるかが腕の見せ所だ。
そんな子ども心を思い出させてくれる製品が、クラウドファンディングサイトKickstarterに登場した。ソーラーパネルを搭載した「Volta Flyer」だ。
・太陽光だけで30秒滑空
Volta Flyerは、翼にソーラーパネルを搭載している。太陽光のパワーでモーターが動いて後方にあるプロペラが回るという仕組みで、30秒ほど滑空する。
飛ばすには、まずパネルを90秒ほど太陽に直角にして電気をためる。そしてボタンをオンにし、紙飛行機を飛ばす要領で空に放つだけ。
・シンプルなつくり
ソーラーパネルといっても薄いフィルム状になっていて、飛行機本体は軽い素材を使用。バッテリーなども搭載しておらず、極めてシンプルなつくりとなっている。
そして、組み立てが簡単なのも売りだ。パーツがバラバラになった状態でキットが送られてくるが、子どもでも20分ほどで組み立て可能という。
・サイエンスの教材に
製作を手がけた「ToyLabs」によると、飛ばして単に楽しむのもいいが、子どもがサイエンスを学ぶ教材として活用されることを期待しているとのこと。
同スタートアップは、同様に太陽光を活用したソーラーカーも展開している。
残念ながら現段階ではVolta Flyerの発送は米国内限定だが、こんな飛行機が身近にあったらソーラー発電の仕組みや、飛行理論なども楽しみながら学べそうだ。
Volta Flyer/Kickstarter