![FragNebenanのトップページ](https://techable.jp/wp-content/uploads/2015/11/151110fragnebenan1.jpg)
一般に都市部では、血縁や地縁が薄いがゆえ、ともすると地域コミュニティとの接点が乏しくなり、孤立するケースも少なくない。
・ご近所さんのためのソーシャルメディアネットワーク
このような地域課題を抱える都市でもある、オーストリアの首都ウィーンでは、2014年5月、近隣住民のためのソーシャルメディア「FragNebenan(ドイツ語で「ご近所さんに聞いてみよう」の意味)」が開設された。
現在、ウィーンに在住する1万7000人以上が登録。
![Fragnebenanのユーザーページ(サンプル)](https://techable.jp/wp-content/uploads/2015/11/151110fragnebenan2.jpg)
FragNebenanでは、プライバシーやセキュリティを重視しているのが特徴。
いわゆる「なりすまし」を防止するべく、ユーザーには、実名と正しい居住地の登録を義務づけており、仮登録後、FragNebenanから郵送される葉書に記載の本人確認コードを使って認証しなければ、FragNebenanにアクセスできない仕組みとなっている。
・世界各都市で広がる、“ご近所SNS”
地域コミュニティのためのソーシャルメディアネットワークとしては、米国の8万1000地区以上で活用されている「NextDoor」や、英国で100万人ものユーザー数を擁する「Streetlife」なども知られている。
FragNebenanは、現在、ウィーンを対象エリアとしているが、今後、オーストリアの他都市や、ドイツ、スイスなど、ドイツ語圏の国・地域に展開していく方針だ。
FragNebenan