そして、このWikipediaスタイルを駐車場に応用したのが、「Parkopedia」である。
・世界中のドライバーが投稿・閲覧
Parkopediaは、2007年にロンドンで開設。現在世界52カ国6300都市以上を網羅する、世界最大級の駐車場データプラットフォームだ。
Parkopediaでは、一般ユーザーが駐車場情報を投稿したり、編集することが可能。
未登録の駐車場を追加したり、実際に利用した際の感想をもとに評価やレビューを投稿することができる。
Parkopediaに集約された世界中の駐車場情報は、ウェブサイトやスマホアプリを通じて、一般に広く公開。
最寄りの駐車場の検索や駐車料金の比較が、リアルタイムでできる仕組みとなっている。
・大手自動車メーカーでも、Parkopediaを活用
また、Parkopediaの仕組みは、大手自動車メーカーでも広く展開中だ。
フォード・モーターの車載コネクティブシステム「SYNC Applink」やBMWの南米向けサービス「ConnectedDrive」がParkopediaに対応しているほか、アウディ、Volvo、トヨタなどでも活用が進んでいる。
Parkopediaは、クラウドソーシングの手法を活用している点もさることながら、民間企業にも情報提供することで、より多くのドライバーの便に供している点が、秀逸といえるだろう。
Parkopedia