一方、日本にはそうした情報をまとめて得るメディアがなく、ファッショニスタたちにジレンマを起こさせている。知りたいことは自分で地道に調べるしかない、というのが現状だ。
そんな状況を打破するために生まれたのが、この「DiFa(ディーファ)」。
“デジタル×ファッション”情報に特化した、日本初のウェブマガジンとして、10月22日にオープン。感度の高い20~30代女性をターゲットに、新たなライフスタイルの提案を仕掛けていく。
コンテンツを手がけるのは、デジタルエージェンシー、スパイスボックス。DiFa Publisher /Planner、水谷 博明(みずたに ひろあき)氏が、取材に応じてくれた。
・斬新な切り口とリアリティで新たなスタイルを提案
Q1:まずは、「DiFa」提供のきっかけから、お聞かせください。
今、デジタル×ファッションの融合が加速しています。
例えば、ファッション業界とテクノロジー業界が手を取り、スマートウォッチやドレスを発表したり、3D Printingを服やショーに活用したり、アプリ1つで服やバッグがレンタルできるサービスを展開したり、といった感じです。
デジタル×ファッションの融合は、私たちのライフスタイルやコミュニケーションの幅を大きく広げています。「DiFa」はそんな新しいスタイルや市場の可能性について、もっと多くの人に伝えたい、提案したいという思いで立ち上げました。
Q2:コンテンツについて、詳しく教えていただけるでしょうか。
大きく2つあります。1つはデジタル×ファッションが融合することで生まれる、ウェアラブルデバイス、サービス、アプリ、イベントやニュースなどの情報を世界中からセレクトし、最新のスタイルを記事として配信するコンテンツ。
2つ目は、デジタル×ファッションに関心、感度が高い”デジタルファッショニスタ”である「DiFa」メンバーの情報(ツイート)を集めた、Feedコンテンツ。Feed内で一定数支持を得た情報は、編集部が追加取材を行い、記事化するという“新しい共創型”モデルを取り入れています。
・情報発信にとどまらない多面的な展開を予定
Q3:編集にあたって最も苦労しているのは、どのようなところでしょうか。
“コンテンツの切り口”と“リアリティ”です。
「DiFa」は、単に最新情報を流すメディアではありません。例えば、アイテムの紹介では、機能だけでなく、ファッションアイテム、サービスとして利用したくなるか、新しい発見があるかなど、さまざまな切り口を考えます。
ファッションメディアという立ち位置から、世の中の動きやトレンドを踏まえ、特に20代〜30代の女性たちにとって、リアリティが感じられる記事を、提案し続けていきたいと考えています。
Q4:今後の展開について、教えてください。
私たちは「DiFa」を中心としながら、「DiFa」メンバーや読者のみなさんと一緒に、デジタル×ファッションに関する新しいカルチャーそのものを創出していきたい、と思っています。
そのため、今後は「DiFa」上での情報発信だけにとどまらず、イベント、サービス、コンサルティングに至るまで、多面的な展開を視野に入れていくつもりです。
ビジュアルの美しさも魅力的な「DiFa」。女子だけのものと限定せず、男性諸氏もぜひのぞいてみてほしい。
DiFa