・たったの9ドル!ポケットチップ型のコンピューター
今回紹介する「C.H.I.P.」は、なんとポケットに入るくらいの大きさしかない、チップ型ポータブルコンピューター。
それなのに価格はたったの9ドルという点で、他の競合品とは一線を画している。
とはいえ、コンピューターとしての性能もバッチリで、1Ghzプロセッサ、512MB DDR3 RAM、4GBストレージを搭載、WiFi、Bluetoothに対応しており、ワイヤレスでキーボードやマウスを使うことができる。
・さまざまなモニターに接続可能
また、古かろうが大きかろうが、どんなスクリーンにも対応しており、内蔵の出力端子や、VGA、HDMIアダプタにつないで、モニターとして用いることが可能になっている。
・フリーのアプリを活用
「C.H.I.P.」ではオープンソースのフリーアプリケーションを活用しており、「LibreOffice」をはじめ、有用なアプリケーションがあらかじめインストールされている。
ポケットサイズコンピューターをモニターと接続して、ブラウザを立ち上げたり、メール送受信をおこなったりという基本アクションから、表計算ソフトを起動したり、文書を作成したり、プレゼンテーション資料をつくったりできる。
さらに、コントローラーをつないでゲームを遊んだり、アニメーションや音楽制作をおこなったり……なんてことまで、幅広い使い方ができるだろう。
・「Scratch」でプログラミングをサポート
初心者向けプログラミング環境「Scratch」が搭載されており、ユーザーにコーディングの基礎をわかりやすく教えてくれるのもありがたい点。
クラウドファンディングKickstarterで、2百万ドルの資金を集めた「C.H.I.P.」は、12月以降に順次提供開始を予定している。世の中の常識を変えるコンピューターとなるかもしれない。
C.H.I.P.