この「O Watch」、見た目はプラスチック製のオモチャのようで高級感はまったくない。
というのも、これは100%“子ども用”としてつくられたスマートウォッチだからだ。
自分で組み立て、さらにプログラミングまで学べるようにと作られている。
・“中身”までDIY
「O Watch」は、有機ELディスプレイ一体型の本体、バッテリー、プラスティックのケース、バンド部分になるパラコードを自分で組み立てる。
さらにこの本体、オープンソースで開発されたArduino基盤が組み込まれており、パソコンとつなげばプログラミングもできてしまうのだ。
時計の表示をカスタマイズしたり、ちょっとしたゲームを動かしたりもできる。
さらに、3軸コンパス・温度・気温・湿度のセンサー基盤が付属する「センサーキット」ならジェスチャー機能まで実現可能だ。
ちなみに、ケースは3Dプリンタで出力されたもので、データも公開されているため自分でデザインのカスタマイズもできる。
・子どもによる、子どもにためのスマートウォッチ
見た目に反して、“オモチャ”の域を超え大人も使いこなせないであろう「O Watch」。
しかも、開発者のひとりは8歳のOmkarくんだというから驚きだ。
科学やITに子どもたちが興味をもてるようにと、「O Watch」のコンセプトを思いついたのだとか。
“未来のエンジニア”にプレゼントしてみるのはいかがだろうか。
価格は、「ベースキット」が85ドル、「センサーキット」が109ドル。すでに目標額は達成しており、出資期限は10月3日。
O Watch