先月より従来の機能に加え、新たにAI(人工知能)を搭載。さらに高精度な施策提案が、期待される。
提供元は、マーケティングテクノロジーを軸に、独自の事業を展開するフロムスクラッチ。
代表取締役社長、安部 泰洋(あべ やすひろ)氏に、詳しい話を聞いた。
・収益の最大化を目的とする画期的なAIツール
Q1:まずは、「B→Dash」の特徴から、お聞かせください。
「B→Dash」は、マーケティングオートメーション(MA)を超えるソリューションとして注目を集めている、マーケティングプラットフォーム(MP)です。
他社ツールと連携することなく、オールインワンでマーケティングプロセスの入口から出口までのデータを、一気通貫して管理・統合・活用することができます。
これにより、最も収益が高まるユーザー行動のベストプラクティスが、可視化されます。その結果に基づいて、あらゆる施策の自動化、すなわち、本質的なマーケティングオートメーションが、実現可能となります。
Q2:AI機能を搭載することになったきっかけと経緯について、教えてください。
現在、市場で提供されているAI機能を搭載したマーケティングツールは、“ウェブサイトの回遊の改善・CVRの向上”に焦点を当てており、その“原因分析の自動化”に、機能が限定されてしまっています。
しかし、そこで獲得したユーザーが収益化されなければ、その自動化はまったく意味を成しません。
そのような現状を踏まえ、我々は最も収益が高まるユーザーのカスタマージャーニーを特定し、そのベストプラクティスに基づいてAIが自動で原因分析、次回施策のレコメンドをする機能を開発しました。
・マーケターにとってなくてはならないツールをめざす
Q3:AI機能によって、サービスはどのように変わるのでしょうか。
最も収益が高まるカスタマージャーニー・ベストプラクティスの自動解析・要因分析、さらには次回施策の提案までを、自動で行うことが可能になりました。
これにより、マーケターの仕事が、大きく変わります。これまでマーケターを苦しめていた分析業務や、レポート作成はすべて、AIが代替します。マーケターは、人間にしかできないコンセプト立案や、プラン策定等に注力できるようになります。
Q4:今後の展開について、教えてください。
機能の磨き込み、特にAI領域の研究開発を、強化していきます。マーケティングデータを入口から出口まで、一気通貫して統合・管理できるのは「B→Dash」だけです。
その特徴を生かし、さらにAIを強化していくことで、“ログインすると自動で「B→Dash」が施策の原因を報告したり、次回施策の提案をしてくれる”ような世界を、実現していきたいと思っています。
また、音声ナビゲーションシステム等の機能も搭載し、“「B→Dash」と会話をするだけで、すべての施策・対策のレコメンドがされる”ような状態にしていくつもりです。
将来的には、他社ツール及びコンサルティング市場での競合を踏まえて、活動したいと考えています。そのためにも、ただの1ツールに成り下がるのではなく、本質的な価値を提供し続け、いつしか「B→Dash」が日本のマーケターたちにとって、なくてはならない“パートナー”となることを、めざしていきます。
B→Dash