発展途上国を中心に、そうした“ミドルクラス・スマホ”の需要は大きい。それに応えるべく、米国のスタートアップObiがこのほど発表したのが、200ドル以下のスマホ「Worldphone」だ。
・スペックに差をつけた2種類
Appleの元CEO、ジョン・スカリー氏が共同創設者を務めることでも注目を浴びているObiだが、今回、発表されたのは4GやLTEに対応する「SF1」と、2G・3G 用の「SJ1.5」の2種類。
どちらも、OSにはAndroidのLollipopを使用し、スクリーンには高強度のゴリラガラスを採用。マイクロSDカードスロットを備え、デュアルSIMカードにも対応する。
・カメラ、音質も遜色なし!
スペックはというと、SF1の方がフルHDのディスプレー。ストレージメモリは16、32GBから選べる。
カメラの性能は、背面1300万画素、前面500万画素。また、Dolby Soundを搭載し、音質も高めているとのこと。
これだけの機能を搭載して、価格は16GBが 199ドル、32GBは249ドルとなっている。
一方、SJ1.5は、ディスプレーやカメラのスペックがSF1にはやや劣るが、その分119ドルとさらに安くなっている。
・新興国向けに
これらは10月に発売され、アジアやアフリカ、中東などの新興マーケットに投入し、主に若い世代にアピールするとのこと。
求めやすい価格を武器に、iPhoneの新たなライバルとなりそうだ。
Obi Worldphone