このテキサスをベースにするデザイン会社から、ウェアラブル業界では世界初の、車椅子ユーザー用のフィットネス・モニターという新しいガジェットの開発が発表された。
・車椅子を使う社員のアイディアが形に
現在スイミングやランニング、テニスなど、運動量を測定するフィットネス・モニターは各社から様々な種類が発売され、まさに飽和状態。
しかし、Chaotic Moon Studiosで働く、車椅子ユーザーのTyler Hively氏は、車椅子用のフィットネス・モニターがないことに気がつき、「Freewheel」のアイディアを発案。
そこから、この世界初の車椅子ユーザー用フィットネス・モニターの開発が始まった。
・ウェアラブル業界が見過ごしていたジャンル
「Freewheel」は車椅子の車輪の間に装着するディバイス。
他のフィットネス・モニター開発会社が今まで着目しなかった、車椅子を動かすための腕筋肉の動きなどを計測する。
物体の向きや角速度を検出する計測器、ジャイロスコープやホール素子センサーを使い、スピード、加速度、高度などを測定。道のコンディションの違いも測定。
Bluetoothを使い、データを心拍数と一緒にスマホやスマート・ウォッチに表示する。
・発売まで数ヶ月 次のスタンダードになるのか?
Chaotic Moon Studiosによると、数か月後の商品化予定に向けて特許申請もクリアしたそう。
最高の仕上がりにするため、発案者のTyler Hively氏から車椅子ユーザーとしてのフィードバックを聞きつつ、現在開発中だ。
2020年に東京で行なわれるオリンピック/パラリンピックの頃には、あらゆるスポーツ人口に対応するフィットネス・モニターが、お店に並ぶことになるのか。
まずは世界初の車椅子用フィットネス・モニター、「Freewheel」の第一号商品の発売に期待したい。
「Freewheel」