今日Googleの主力サービスに成長した、GmailやGoogle AdSenseなども、この制度から生まれたといわれている。
・住所を入力するだけでソーラーパネルの適性がすぐわかる
Googleは先月、場所ごとにソーラーパネル設置の適性が診断できる「Project Sunroof(プロジェクト・サンルーフ)」を開設。
エンジニアとしてGoogleに勤務し、自身も自宅の屋根にソーラーパネルを設置しているカール・エルキン(Carl Elkin)氏が、20%ルールを通じて開発した。
住所を入力すると、その場所の年間日射時間、ソーラーパネルの設置可能面積、ソーラー導入で節約できる金額を、瞬時に表示。
Google Earthでも使われている高解像度の航空写真データや、Google Mapの3Dモデリング、気象データなどを活用し、屋根の位置や向き、その場所の日射量、周辺の樹木や建造物をとらえ、自動でシミュレーションする仕組みとなっている。
現時点では、サンフランシスコ・ベイエリア、フレズノ(Fresno)、ボストンの3都市のみを対象としているが、順次、そのエリアを拡大していく方針だ。
・再生可能エネルギーの推進に貢献するGoogle
Googleは、2007年、カリフォルニア州マウンテンビューの本社に大規模なソーラーパネルを設置するなど、再生可能エネルギーの活用に積極的に取り組み、現在、消費エネルギーの35%を、再生可能エネルギーでまかなっている。
Project Sunroofは、再生可能エネルギーの活用にいち早く取り組んできたGoogleらしい新ツールといえるだろう。
Project Sunroof