・既存のホワイトボードをスマート化
Equilが手がける「Smartmarker」は、既存のホワイトボードをスマート化するデバイス。ホワイトボードに書いた文字や図などの記述内容を、デジタルデータとしてリアルタイムで保存し、他のユーザーとシェアできるようにしてくれるというもの。
・同社ではスマートペンも開発
このEquilは、手書きデータを電子ファイル化するスマートペン「Smartpen 2」の開発元であり、同様の技術を活用し、より大きいキャンバスに置き換えたものが「Smartmarker」である。
・センサーが横5メートルの範囲を網羅
デバイスの使い方はこうだ。まず、ユーザーは「Smartmarker」の専用センサーを、ホワイトボード平面上に設置する。
ちなみにこのセンサーは、センサーから左右に2.5メートルずつ、上下に1.5メートル、つまり横幅は最長5メートルまでの範囲をカバーする。
・専用ケースにマーカーをセット
次に、普通のホワイトボードマーカーを「Smartmarker」専用のケースに入れてセット。後はいつもと同じように、ホワイトボードに書いていくだけ。
・リアルタイムでデータシェア
デバイスはBluetoothを通じて、PCやモバイルデバイスなどと接続し、リアルタイムで電子データ化して記録していく。
その場にいる会議参加者のみならず、遠方にいるチームメンバーも同時にデータシェアし、手元のスマートフォンから会議内容をフォローしたりもできるのだ。
また、「Smartmarker」の内部メモリーに保存しておき、後ほどダウンロードすることも可能。
保存データを後から加工したり、DropboxやEvernoteといったクラウド内で保管する……なんていうこともできるという。
・新たに特別なボードやマーカーを購入する必要なし
この「Smartmarker」が対応するのは、ホワイトボードマーカーで描ける平坦な面であれば何でもよく、ホワイトボードからガラス、壁まで、さまざまなものをキャンバスとして利用できるのがユニーク。
既存のホワイトボードやマーカーをそのまま利用できるのも大きなメリットだろう。迅速かつ容易な情報共有に一役買ってくれそうだ。
Smartmarker