・グルーポンが、フードデリバリーサービスに参入
グルーポンは、2015年3月から、ファストフードチェーンのサブウェイやピザチェーンPapa John's Pizza、シカゴ発のメキシコ料理店Adobo Grillなど、シカゴで営業するレストラン500店舗とともに、フードデリバリーサービスを試験的に実施してきた。
また、2015年7月16日には、米国40都市でフードデリバリーサービスを展開するスタートアップ企業「OrderUp(オーダーアップ)」を買収。
今後は、OrderUpのシステムやノウハウを活用し、フードデリバリーのための独自のインフラを整備していく方針だ。
・グルーポンならではの“お得”をアピール
Groupon To Goは、現在シカゴのみで運営。
“お得クーポン”や”割引サービス”といったグルーポンならではのブランド力を活かし、各提携店舗では、購入価格の10%以上を割引するプロモーションが実施されている。
2015年秋以降、対象エリアを、ボストンやテキサス州オースティンにも広げていく計画だ。
・北米のフードデリバリー市場は群雄割拠の時代へ
近年、北米のフードデリバリー市場は、競争が激化。
GrubHubやSeamlessといったスタートアップ企業が台頭する一方、モバイル決済サービスプロバイダーSquareが、2014年8月にフードデリバリープラットフォームCaviarを買収。
世界最大級の口コミサイトYelpも、2015年2月、フードデリバリーサービスEAT24を買収している。
この市場に後発で参入するGroupon To Goが、グルーポンがこれまで培ってきたユーザーベースやブランドを活かしてどのように差別化をはかり、シェアを獲得していくのか、注目される。
Groupon To Go