・スタートアップ企業のプロダクトのみをラインナップ
このマーケットプレイスは、クラウドファンディングサービス「Indiegogo」やビジネスアクセラレーターの「Y Combinator」、「Techstars」ら、スタートアップ企業をサポートする25の組織との提携ネットワークによって実現したもの。
Indiegogoで211万8527ドル(約2.6億円)を調達したスマートキャリーバッグ「Bluesmart」をはじめ、提携ネットワークからの資金調達に成功したスタートアップ企業が開発する最先端のプロダクトを販売。
スタートアップ企業は、Amazon Launchpadを通じて、巨大なアマゾンのユーザー層にアクセスでき、一般ユーザーは、まだあまり知られていない最先端の商品をいち早く購入できるわけだ。
商品の在庫管理や発注処理、配送、カスタマーサービスなどの業務は、アマゾンが担当。
スタートアップ企業は、販売・流通プロセスをアマゾンに委ねることで、社内の限られたリソースを、商品開発などの重要な機能に集中させることができる。
・スタートアップ企業の販路開拓を後押し
アマゾンでは、Amazon Launchpadに類似する取り組みとして、2015年3月、「Amazon Exclusive」を開設。
クラウドファンディングサービス「Kickstarter」で資金調達に成功したプロダクトの販売をスタートした。
また、オークションサイト「eBay」も、2014年12月、クラウドファンディングサービス「CircleUp」と提携し、スタートアップ企業のプロダクトのみを扱うマーケットプレイス「Innovators Collective」を立ち上げている。
アマゾンやeBayなど、Eコマースやオンライン販売に強みを持つ企業が、スタートアップ企業向けのサービスを拡充させることで、スタートアップ企業の販路開拓を大きく後押ししていきそうだ。
Amazon Launchpad