スマホユーザー増加の影響で、この世界にも、革新の波が押し寄せている。より手軽でコストのかからない手法が、模索されているようだ。
そんな中、先陣を切る形で登場したのが、アンケートAndroidアプリ、「TesTee(テスティー)」である。
リサーチはもちろん、プロモーションからSNS拡散まで、スマホ上で一気通貫するシステムを開発。最新鋭のマーケティングツールとして、早くも注目を集めている。
サービスを考案したTesTeeの代表取締役、横江 優希(よこえ ゆうき)氏に、詳しい話を聞いた。
・2枚の画像と簡潔な質問文だけで回答・集計が可能
Q1:まずは、「TesTee」開発のきっかけから、お聞かせください。
以前会社で、簡単なアンケートを行う必要があり、色々なアンケートサービスを検討したのですが、高額だったり、アンケートを設計するのが複雑だったため、もっと簡単に、直感的に行えるサービスがあれば、と思いスタートしました。
また、スキマ時間に触るデバイスが、PCからスマートフォンに移行しているので、PCブラウザを前提としたリサーチのデザインよりも、よりスマートフォンに適したデザインで提供できれば、ということも考慮しました。
Q2:「TesTee」とは、どんなアプリなのでしょうか。
画像比較によるアンケートや、プロモーションが行えるスマートフォンアプリです。
ユーザーに対し、2枚の画像と簡単な質問文を用意するだけで、回答を集計し、「どちらが良いか」「どちらが人気があるか」といったA/Bテストはもちろん、「世の中ではAのほうが人気があるけれど、20代前半の女性で美容に興味のあるユーザーは、実はBのほうが興味がある」といった市場調査が可能です。
また、回答後、商品やサービスの説明、リンクやクーポンの設定ができるので、ウェブ送客やアプリのダウンロード、店舗への送客も行えます。
・細分化されるスキマ時間にも対応
Q3:従来のネットリサーチとの決定的な違いは、どこにあるのでしょうか。
スマートフォンでの動作を、前提としている点です。
ネットリサーチは、ユーザーがスキマ時間に利用しますが、スキマ時間にインターネットに接続するデバイスは年々、PCブラウザからスマートフォンに移行しています。
また、スキマ時間が、電車の移動や信号の待ち時間など、どんどん細分化されている中、より簡単で時間のかからない安価なネットリサーチは、企業にもユーザーにも、ニーズがあると考えています。
Q4:今後の展開について、教えてください。
弊社の「TesTee」で提供している、A/Bテストを切り口に、他の企業さまと提携して、ネットリサーチ、マイクロタスクのスマートフォンにおけるプラットフォームを、めざしてまいります。
スマホユーザーの取り込みで、有効回答数の底上げも、期待される「TesTee」。マーケティングの世界で、どのように地位を確立していくのか、楽しみなところだ。
TesTee