・滑走路不要の“ヘリコプター型”
開発したTerrafugia社は、2006年にMIT卒業生のエンジニアを中心に設立された、“空飛ぶ自家用車”の開発を目指す会社。
アメリカ軍の出先機関で、インターネットのプロトタイプであるARPAnetを開発した国防高等研究計画局の下請けとして、空陸両用車の開発に力を入れてきた。
そんなTerrafugia社から、近い将来現実になるであろう空陸両用自家用車の、新しいプロトタイプが発表された。
新しい「Terrafugia TF-X」は、ヘリコプターのようにプロペラを使って縦方向に離陸することができるので、滑走路が要らないが最大の特徴だ。
・ガレージに収まる折りたたみ式
車体の横から2つのプロペラが出てきて、全ておまかせの“オートマティック・モード”で飛ぶことが可能。最長500マイル先の目的地まで空を飛ぶ。
ポルシェやデロリアンのような大きな車体にプロペラがついているように見えるが、折りたたみ式で車体に収納されるので、アメリカの一般的なガレージに収まるサイズ。
・2020年代中半ばに一般発売?
気になる今後の動向だが、2020年代中半ばに市場に出回る予想で、映画のように車が空を飛び交うにはまだまだ時間がかかりそうだ。
ちなみに今Terrafugia社では、27万9000ドルで最初の実用車の販売予約を受け付けているそう。今後の技術開発に注目したい。
Terrafugia TF-X
https://youtu.be/wHJTZ7k0BXU