・“ユーザーの顔”をプリントするパンケーキメーカー
「Kinneir Dufort」では、3Dプリントの技術を活用し、“ユーザーの顔がプリントされたパンケーキ”を出力するユニークな装置の開発を進めている。
開発チームの1人、Ian Hollister氏によると、このパンケーキメーカーには、CNC (Computer Numerical Control、計算機数値制御) の技術と、顔認識の技術が併用されている。
・層ごとにパンケーキ粉を焼いていく
特殊なソフトウェアによって制御されるシステムが作動し、ホットプレートの上に、層ごとにパンケーキ粉を吐出。その際、より細かく複雑な画像をパンケーキの表面に再現することができる。
さらにその次の層が加えられ、この作業を繰り返し、焼き色の加減などに変化を付けつつ、パンケーキ表面上に、ユーザーの顔を再現していくという流れだ。
・顔写真から必要なデータを抽出
もちろん、焼き始める前にユーザーの顔写真データを用意する必要がある。
デジタルカメラで撮影した顔写真は、画像解析ソフトウェアによって、輪郭線や濃淡のコントラストなど、“焼き上がり”に必要な情報を抽出。これらの測定されたデータをもとに、パンケーキ粉ディスペンサーの動きを調整する。
このパンケーキメーカーがすごいのは、焼き上がりの肝となる、熱加減やタイミングの見極め。おかげで、ユーザーの顔をそっくり再現するだけでなく、食べて美味しいパンケーキが出来上がるというわけだ。
・カフェなど専門業者にもおすすめ
もちろん、個人が自宅で毎朝の朝食用に使ってもよいし、カフェやレストランなどの専門業者が、“ユニークでカスタマイズされたパンケーキ”を提供すれば、大きな話題を呼びそうだ。
Kinneir Dufort