欧米で始まったこの概念は、瞬く間に世界へ飛び火。日本でも、これを体現した、さまざまなサービスが生まれている。
レンタルスペースのマッチングサイト「スペなび」も、その1つだ。
全国のレンタルスペースを、地域や利用目的から検索できるという便利さが大人気。ここ数年でめきめきと頭角を現した、期待のサービスである。
7月からさらなる利用層の拡大を狙って、オウンドメディアもリリース。絶好調の本サービスについて、あどばる、スペなび事業部リーダー、中村 一隆(なかむら かずたか)氏が語ってくれた。
・パーティ、飲み会など日常的なイベント利用のニーズが増加
Q1:まずは、「スペなび」提供のきっかけから、お聞かせください。
当社は、飲食店の出店支援や運営をしているのですが、その延長として、自社でレンタルスペース運営を始めたことがきっかけです。
スペース運営者として、いくつかのレンタルスペースのポータルサイトに掲載したのですが、他のポータルサイトや大手検索サイトよりも、圧倒的に流入とCVが高かったのが、「スペなび」だったのです。
そこで、「スペなび」からのさらなる集客を期待し、ご相談に行ったところ、ご縁があって、2015年3月に事業を譲り受け、運営を始めた次第です。
Q2:「スペなび」の利用状況について、教えてください。
ユーザー数は、伸び続けています。意外かも知れませんが、会議室や会社の催し等の法人利用よりも、個人利用のほうが、より伸びているのです。
「スペなび」上の利用目的の中でも、“パーティー”で検索される方、しかも少人数が多いんです。飲み会、カラオケ、ホームパーティなど日常的なイベントの会場の選択肢として、レンタルスペースというニーズが、増えてきたように感じます。
・シェアリングエコノミー界のマーケットリーダーをめざす
Q3:今回新たにリリースされた「feeeel(フィール)」とは、どんなメディアなのでしょうか。
「feeeel」には、大きく分けて、3つの特徴があります。
レンタルスペースや「スペなび」を知っている人に、新たな活用方法をご提案する、レンタルスペースを知らない方に、知ってもらうために発信する、レンタルスペースの運営者の方に、運営ノウハウをご提供する、の3つです。
レンタルスペースは、まだまだ小さい市場ですが、“人が集まる会”は、毎日どこかで必ず起こっています。
その会がもっと楽しくなるようなアイデアをたくさん発信し、そしてレンタルスペースや「スペなび」を、身近に感じてもらえるようにしていきたい、と思っています。
Q4:今後の展開について、教えてください。
まずは、レンタルスペースの認知を広げていきたいと思っています。
レンタルスペースを活用すれば、もっと生活が便利&楽しくなるということを、「スペなび」や「feeeel」を通じて伝えていくつもりです。(中略)
(今後は、遊休資産活用の知見や営業のスピード感と行動量といった)強みを活かしながら、「スペなび」のユーザーも、掲載スペースも、もっと増やし、あらゆるニーズに応えるサイトにしていきたい。そして、シェアリングエコノミー界のマーケットリーダーになれれば、と思っています。
スペなび
feeeel(フィール)