キャンドルでスマートフォンなどを充電できる製品、「Candle Charger」が登場した。
これがあれば、災害時に停電が起きたとしても情報ネットワークから切り離されずにすむかもしれない。
・充電に必要なのは、火と水
「Candle Charger」は、小さな片手なべ、そこにつながる発電装置、鍋用台輪のセット。
鍋に水を注ぎいれ、台輪に固定してその下でキャンドルを炊けば温度差を利用した発電が開始される。
発電装置にはUSBコネクタがついているため、USBケーブルをつなげばスマートフォンやカメラなどさまざまなデバイスを充電可能だ。
・キャンドル1つでiPhone2台をフル充電
データによれば、専用キャンドルが燃え尽きるまでの6時間で、iPhone2台をフル充電できるとのこと。
とはいえ、発電力は2.5W(5V/2.5A)とのことなので純正の充電アダプタからの供給量の半分程度。画面を点灯しながらの充電は厳しいかもしれない。
また、当然のことながらその間に水は蒸発していくので、30分ごとの給水が推奨されている。ただ、温まったお湯自体はそのまま飲用などにも使うことができる。
・何度でも、いつでも使える
使わないときには高さ15センチ程度とコンパクトな円筒形に収納可能。緊急避難セットに追加してみてはいかがだろうか。
もちろん、熱源となるキャンドルさえ取り替えれば何度でも使用可能。
災害時ばかりではなく、アウトドアに持ってくのも良いかもしれない。
クラウドファンディングサイト「KickStarter」でのプレオーダーなら、価格は専用キャンドルつきのセットが75ドル(早期予約なら65ドル)で手に入れられる。
Candle Charger