そんな中でも今ちょっとした話題になっているのが、先日リリースされた"人工知能"を活用したユニークな大学生・院生限定の審査制SNS「Lemon」。今回はこのサービスについて紹介する。
・入会を審査するのは人工知能!
「Lemon」の大きな特徴は、サービスへの入会審査を既存メンバーとの親和性をもとに人工知能が行うという点。
応募すると既存メンバーと総当りでの親和性チェックが走り、プロフィール情報およびSNS情報を分析して、既存メンバーの30%以上と親和性があれば入会となる仕組みだ。
このサービスへの入会を認めるかどうかをサービス提供者が判断するのではなく、既存メンバーが定めるべきというポリシーを持って運営しております。
既存メンバーにとって望まれるメンバーを既存メンバーの視点・感性をベースにしていれていく。ここがLemonの面白いところだと思っています。(Lip共同創業者・関口氏)
「Lemon」を運営するLipの関口氏がそう話すように、他のサービスでは出会えないような、自分と相性のいいメンバーとの出会いや交流を楽しめる可能性もある。
・他のSNSにはないハイレベルな社交の場
実際に入会できた場合、メンバーが使える機能は「メンバー紹介機能」と「ボード機能」の2つ。
「メンバー紹介機能」は、親和性が高い相手を人工知能で検出のうえ毎日相互に紹介してくれるというもの。
"親和性はあるけれど、普通に暮らしているだけでは一生会うことのないような人と、このサービスを通じて出会い化学反応が起きる"そんなことだって十分ありえるドラマチックな機能だ。
「ボード機能」はいわゆる掲示板のようなもので、メンバー同士で自由にコミュニケーションがとれる機能となっている。
・信頼性の高いコミュニティでこそ、安心して交流できる
Lipは人工知能博士の松村氏と、過去にTechableでも紹介した純愛アプリ「one heart」(現在はサービスの提供を終了)を立ちあげた関口氏が共同で創業したスタートアップ。
"人と人とのつながり""人間関係"といった分野に取り組んできた中で、「Lemon」の着想を得たという。
いろいろなテストをしたり、サンフランシスコでサービスをリリースするなどしてきた中で、「信頼性の高いコミュニティでこそ、人々は安心して新しい人間関係を始めることができる」というインサイトを得ました。
親和性が高い一定の審査基準をクリアした人だけが集まっているコミュニティを形成することで、新しいつながりが生まれやすくなると考え、それを松村のバックグラウンドである人工知能を活かして作り上げようということで、Lemonがはじまりました。(関口氏)
・現代版の社交サロンの完成を目指す
現在は大学生・院生限定のSNSとなっているが、日本の学生数の1%程度が集まった後は社会人のエントリーも可能とし、各業界・各国に横展開させていく方針。
最終的には学生、各業界、各国の厳選されたメンバーが交流できる、現代版の社交サロンの完成を目指しているという。
学生の方、特に地方に住んでいてなかなか同世代の人や社会人と頻繁に交流するのが難しいという方は是非一度チェックしてみてはいかがだろうか?
「Lemon」