自分のレシピが1冊の本になるという、料理好きからすれば、まさに夢のサービスだ。
食のプロのために、特設ページを用意するなど、単なるレシピ提供サービスに留まらない、新たなスタイルにも、注目が集まる。
現在、ティザーサイトを公開中。β版リリースに向けて大忙しの、スフィダンテ代表取締役、安本 圭佑(やすもと けいすけ)氏に、インタビューを行った。
・世代や国を超え、おいしい記憶の伝承をめざす
Q1:まずは、「レシピブック」立ち上げのきっかけから、お聞かせください。
“日本のおいしい”を今一度、レシピブックとして集めることで、世代を超えたおいしい記憶の伝承の実現、そして、日本のおいしい記憶を、世界の人たちにも伝えたい、という想いからです。
一つひとつのレシピには、食べた人に喜んでもらいたい、という料理を作る人の想いが込められています。
そういった心のこもったレシピを見る楽しみ、残す大切さに、あらためて注目することで、日本の食が本来持つ、おいしさや素晴らしさを、若い世代はもちろん、世界各国の人たちに伝えていきたいと考えています。
Q2:「レシピブック」とは、どんなサービスなのでしょうか。
日本中から集まった「おいしいレシピ」と出会えるプラットフォームをめざしており、近日リリース予定のβサービスでは、スマートフォン・タブレットアプリを中心に、展開していきます。
大きな特徴は、単一のレシピを投稿するのではなく、複数のレシピ(最大7つまで)を、まとめて1冊のブック形式として、投稿できることです。
投稿したブックは、スマートフォン・タブレットで料理本のように見ることができ、将来的に、自分がつくったレシピブックは、印刷して手元に届くようになります。
・おいしいレシピに出会うまでの経緯、体験を大切にする
Q3:他のレシピ提供サービスとの、差別化ポイントは、どこにあるのでしょうか。
複数のレシピをまとめた、ブック形式で投稿することが、大きな違いとなります。
また、料理本のように、作者である料理人がフォーカスした、ソーシャルグラフを作り出すように設計しているなど、ユーザーが違った体験で、いかにおいしいレシピと出会えるかという点を、差別化につなげていくつもりです。
さらに、投稿ユーザーとして、一般の料理が得意なユーザーだけでなく、料理教室の先生や料理研究家など、プロのおいしいレシピを集めていくということも、将来的に大きな差別化につながると、考えております。
Q4:βサービス開始までの展開について、教えてください。
βサービスは、来月、サービスを利用できるユーザーを限定的に招待して、開始する予定です。
また、現在は、料理をお仕事にしている方を対象に、サービスに協力してくださる“オフィシャルユーザー”を集めることに、注力しております。
レストランのシェフ、料理教室の講師、メディアで活躍する料理研究家など、「レシピブック」のサービス理念やビジョンに共感した上で、ご協力いただける方を、全国から探している最中です。
“おいしいレシピで、世界を笑顔に。”が、コンセプトの「レシピブック」。食の楽しさ、素晴らしさに、あらためて気づかせてくれるサービスだ。
レシピブック(ティザーサイト)