・インターネットとロボットを、実験室のシステムに活用
取り組んでいるのは、ニューヨークにあるNYU Polytechnic School of Engineeringの研究チーム。教授のVikram Kapila氏、博士号の学生Jared Alan Frank氏らを中心としたチームでは、インターネットを使って、人間とロボットを結び付ける、便利なアプリの開発を進めている。
・スマホから指令を送れる
これまではラボ内の実験というと、人間の手によって実行、コントロールされ、実験結果を累積していくものだった。このプロジェクトでは、ロボットやインターネットを導入することにより、スマートフォンを使って実験室へ指令を送ったり、データにアクセスしたりといったことが可能になるという。
・リアルタイムのフィードバック
予算や自然条件、実験装置の数、参加メンバー人数など、さまざまな条件項目に応じて、実験の基準設定を変更、調節したりといったことも可能。iPhoneやiPadなどのデバイスを用いて、ワイヤレス通信をおこない、随時実験のフィードバックをチェックできるようになる。
・実験データにアクセスしやすく、シェアも容易
つまり、今現在、実験室の中にいるメンバーも、実験室の外にいるメンバーも、容易に実験進捗をシェアできるインタラクティブな仕組みなのだ。
遠方にいても、オンラインでリアルタイムの情報分析をおこなえたり、条件変更が可能になることで、より効果的に実験が進められるようになり、実験成果の向上が見込めるだろう。いち早い実現化が待たれる。
NYU Polytechnic School of Engineering