それにも関わらず、栄養価や安全性、生産方法など、実は知らないことだらけだったりする。
そこで利用したいのが、「FoodQ(フードキュー)」だ。
素朴な疑問から、専門的なことまで、“食”のことなら、何でも答えてくれる、Q&Aアプリ。
気になるその中身について、プラネット・テーブル、CEOの菊池 紳(きくち しん)氏と、メディア部門チーフ/FoodQ編集長の高良 沙葵(たから さき)氏が、語ってくれた。(写真:向かって左が菊池氏、右が高良氏)
・本当の情報を提供する“食”の総合プラットフォーム
Q1:「FoodQ」提供のきっかけについて、お聞かせください。
(高良氏)私たちの暮らしの中で、“食”は身近な存在です。
しかし、食べ物の生産や流通のこと、安全性のこと、栄養や効果のことなど、実は、知っているようで知らないことばかりです。
食育や食による健康維持・増進が、産業としても注目されていますが、インターネットで調べてみてもいまだに、専門家等から見れば間違っているか、断片的・一方的な情報が、驚くほどあふれています。
「本当の情報を得たい」という要望に、手軽に応える環境を提供したい。そんな思いから、「FoodQ」は生まれました。
Q2:サービスの内容について、教えてください。
(菊池氏)広く“食”に関することなら、素朴な疑問から、ちょっと専門的なことまで、何でも自由に投稿できます。
ユーザー同士の積極的な情報交換だけでなく、生産者や栄養士、研究者からも、答えやヒントがもらえるよう、専門家の方のご登録も、促進しています。
今後は、食の専門メディアとして、ニュース・情報提供等のサービスも、予定しています。
・社会の根幹となる“食”について深く知る人を増やしたい
Q3:現在はβ版だそうですが、正式版リリースはいつ頃でしょうか。それまでの展開と併せて、教えてください。
(菊池氏)現在は、android搭載スマホ向けのβ(試験・検証)版で、ユーザーの皆さまから、改善・追加すべき機能に関して、フィードバックをいただいているところです。
正式版のリリースは、今年8月中を予定しています。また、iOS対応へのリクエストを、大変多くいただいており、今秋にはiOS版及び、ウェブ版のリリースができるよう、開発に力を入れています。
利用・回答にかかるポイント制度や、ニュースやコラムの配信機能に関しては、年内リリースを予定しています。
Q4:御社が「FoodQ」を通して、社会に発信したいメッセージとは、何でしょうか。
(菊池氏)弊社は、“食べ物の流通・情報プラットフォーム”を構築する、スタート・アップです。
食べ物は、人を健康や幸せにしたり、争いや不幸を呼んだりもする、社会の根幹となる存在です。
(だからこそ)私たちは、もっと食べ物について深く知る人を増やし、よりよい人と食べ物の関係を、作ることを使命にしています。
そして、「FoodQ」を、“食“に関心を持ち、よりよい“食“の世界作りに取り組むすべての人にとって、なくてはならない“知恵・情報共有プラットフォーム”に、成長させていきたい、と思っています。
FoodQ(フードキュー)