そこで、オランダのスタートアップが、忘れ物の悩みを解消する画期的なデジタルアイテム、「trakkies」を開発している。
・まるで物同士が意思相通!?
「trakkies」は、ボタンのような形のデジタル・タグ。この小さなディバイスが、IPv6アドレスを各アイテムに設置。そのアドレスを使い、登録した物同士がロケーションを把握する。
さながら物同士が意思相通を図り、外出時に一つでも欠けると異常をユーザー知らせる、小型のロボットのようなイメージだ。
・最長180mまでシグナルが届く
「trakkies」があれば、忙しい朝にうっかりお財布を忘れて家を出ても大丈夫。
「trakkies」が光と音で、タグしたお財布がユーザーから離れたところにあるというエラーメッセージを教えてくれる。
現在「trakkies」は、2種類のタグを開発中。
「trakkies.micro」は29x12mmサイズ。アイテムが遠くに行っても、最長180mまでシグナルが届く。小型スピーカー搭載で、無くした物の位置がわかりやすく、2年のバッテリー寿命で長く使える。
もう1つの「Trakkies.tagg 」は、29x6mmの薄型。どちらも生活防水付きで、タグする物を選ばない。
・携帯なしでも威力を発揮
携帯を使わず使用できるこのデバイスだが、携帯アプリの開発にも力を入れていて、タグしたアイテムの“パーソナル・ネットワーク”にアクセスして、“Find iPhone”のようにアイテムのロケーションがわかるようになっている。
現在、Kick Starterで2016年のローンチを目指し、ハードウェアの開発を進めるため出資者を募集中。今なら、54ユーロ(送料別途24ユーロ)で3つのタグセットを申し込める。
しかし、携帯電話がなくても、物同士が離れると音と光で教えてくれるのはとても便利。バタバタと大事な忘れ物を取りに家に戻ることもなくなるかも?
「trakkies」