その正体は、既存のモバイルデバイスの概念を超えた、まったく新しいデバイス「Runcible」である。
アメリカのスタートアップ企業、Monohmが発表したのは、これまでの常識を覆す、次世代型の機器。
アプリケーションを追加することなく、GPS、ディスプレイ、周辺機器など、さまざまなデバイスとの連携が可能。日常生活のあらゆるシーンでの利用が、想定されている。
・ポストスマートフォンをめざし、開発
Monohmの目標は、「ポストスマートフォン」となるデバイス。その目論見どおり、「Runcible」には、スマホと同等の機能が備わっている。
「いったい、どこに?」と思うかもしれないが、スクリーンもあるし、カメラのレンズも、背面にちゃんとある。
LTEにも対応しているので、Bluetoothヘッドセットがあれば通話も可能。オペレーションシステムは、Firefox OSに基づいており、本体に必要なフレームワークを、誰でも作成できるようになっている。
・音はなし!直感的な仕組みでユーザーに通知
「Runcible」は、ビープ音もアラートも発しない。
ユーザーの生活を邪魔しないためでもあるが、何より直感的な部分を大切にするため、このような設計にしたとのこと。
SNSの通知も音や文字ではなく、何かしら視覚にアプローチする方法で、知らせる仕組みらしい。
KDDIも出資していることで、話題の「Runcible」。現在はプロトタイプの段階で、正式リリースは未定だが、年内ぎりぎりに発売されるのではないかと、予測されている。
Runcible