そして今回取り上げる「Oval」もそうした新鋭の楽器で、打楽器ハングドラムをデジタル化したものだ。音をPCなどに転送できるようになっているので作曲・編集も楽しめる。
・センサーが強弱を感知
名称のOvalは「円形」を意味し、外観はUFOのよう。モデルとなっているハングドラムのように、表面を手でたたいたりなぞったりすることで音が出る仕組みだ。
ハングドラムもそうだが、Ovalは触れる場所や力の加減で音色が変わる。表面にセンサーが埋め込まれ、たたく強弱などを感知してそれを音につなげている。感度などはアプリ(iOS、Android)で調整できるとのこと。
・MIDI対応、PCで編集も
ただ普通に音を鳴らして楽しむのもいいが、演奏をスマホなどに録音し、友達と共有するのもいいだろう。
また、OvalはMIDI規格に対応していて、音をモバイル端末やPCなどに取り込んで好きな音楽ソフトウェアで編集もできる。なので、素人からプロまで楽しむことができそうだ。
・持ち運んでどこでも演奏!
大きさは直径42センチ、中心部の厚さは12.5センチ。重さは3.1キロとややあるが持ち運びの許容範囲内だろう。
Ovalは現在、資金調達サイトKickstarterでキャンペーン(7月12日まで)を展開中。すでに目標額を達成したので商品化は確実となり、今なら499ユーロの出資で入手できる。
新しい楽器を試したい、音をクリエイトしたいという人は、まずはサイトでOvalの美しい音色をチェックしてみてはどうだろう。実演動画はこちらで視聴できる。
Oval/Kickstarter