・ハイテクペンとタッチスクリーンを活用した新展示
ニューヨークにある“Cooper Hewitt, Smithsonian Design Museum”は、Bloomberg Connectsと提携し、3年間の改装期間を経て、まったく新しい展示空間となって生まれ変わった。
訪問客は、ハイテクのスタイラスペンと、超高解像度のタッチスクリーンテーブルを使って、ユニークでインタラクティブな体験ができるという。
・気になる展示作品のラベルをタッチ
Cooper Hewittは、アメリカでも最大規模のデザインに関する歴史、現代展示物を収蔵している博物館。収蔵数は21万点以上にも及ぶ。
博物館を訪れると、まずスタイラスペンが手渡される。全部で3フロアから成る博物館の展示を見ながら、その中に興味がある展示品があったら、ラベルをタッチする。
すると、NFCタグを通じて展示品のデータがスタイラスペンの内部に記録保存される。こうして、客は展示品を見て周りながら、興味深い作品をペンの中に“集めて”おける。
・テーブルスクリーンに表示
博物館内に設置されている、7つのテーブルスクリーンがあるので、客はスクリーンをペンでタッチ。
データが送信され、客が集めた独自の“マイコレクション”がスクリーン上に表示される。
ズームインして展示品をあらためてじっくりと眺めたり、作品についての逸話、作者の紹介、素材や製作工程など、さまざまな詳細についてチェックしたり。気に入った作品があれば、スケッチ……なんてこともできるだろう。
・自分のスマホに結果を送信できる
これらの“マイコレクション”の結果は、指定されたwebアドレスを通じて、自分のスマートフォンやPCに送信もできるので、後々にもう1度確認したいときにも便利だ。
Cooper Hewittでは、今までの博物館とは一線を画するユニークな展示体験を楽しめそうである。
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