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Social Media 自分の死後、“デジタル遺産”を指定の相手に遺せるサービス

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自分の死後、“デジタル遺産”を指定の相手に遺せるサービス

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PlannedDeparture今や世界中の人がインターネットにアクセスする時代。

オンライン上には、ソーシャルメディアのプロフィールから金融情報まで、たくさんのいわゆる“デジタル私物”が散りばめられている。

では、もし自分が死んでしまったら?死後に、家族や知人が故人の“デジタル遺産”を整理しようと思っても、パスワードやアクセスコードに保護されていて、用意にはアクセスができないだろう。

・“デジタル遺産”を1つの場にまとめて管理


こういったとき、残された者たちの負担を軽くしようというのが、イギリスの「Planned Departure」のようなサービスだ。

「Planned Departure」とは、デジタル遺産を1ヶ所にまとめて保管しておける場。開発者のKomal Joshi氏は、氏の父親が亡くなった後、オンラインアカウントの整理などに、非常に手間取った体験から、このサービスを考案したという。

・電子マネーから思い出の写真まで


自分のアカウント内にあるBitcoinやPayPalなどの電子マネー、SNSの投稿、emailやテキスト、電子書籍や音楽データ、思い出が詰まった写真画像まで、これらはみな、本人にまつわる大切な遺産である。なんと、Twitterのアカウントまで遺産譲渡できるというから驚きだ。

・どの遺産を、誰が受け継ぐのか指定できる


生前に、ユーザーは「Planned Departure」に登録し、自分のデジタル遺産を選んで、その遺産ごとに、“誰に何を相続させるか”、あらかじめ指定しておける。

・死後、自分の“デジタル遺産”を指定の相手に


PlannedDeparture2本人の死は綿密に確認手続きが進められる。サービスでは、あらかじめユーザーが指定した認証者に連絡を取る。

そして死亡確認が取れ次第、ユーザーが選択したデジタル遺産ごとに、該当の指定受取人に通知が届けられるという流れ。

・慈善団体に寄付することも可能


受取人はユーザーの愛する人でもよいし、好きな慈善団体に寄付するかたちでもよいという。

サービスの利用には、月間1.99、年間19.99、無期限だと199.99ポンドかかる。ちなみに、このサービスは世界中で利用できる。

オンライン上に散在する、自分のデジタル遺産の管理に不安があるなら、利用してみてはどうだろう。

Planned Departure

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