株式会社creativebox の藍口康希Androidプロダクトマネージャーと、髙橋一平iOSプロダクトマネージャーに話を聞いた。
・日本最大級のGIFサービスがFacebook Messengerに
Q1: どのような経緯でこのサービスを開発することになったのでしょうか?
まず、2015年3月25日にFacebookがMessengerプラットフォームを発表し、コンテンツを持つパートナー向けにSDKを提供したことで、オープンなスタンププラットフォームが構築できるようになりました。
そこで、日本最大級のGIFの投稿・検索・共有コミュニティWEBサービスである、GIFMAGAZINEが、日本語検索から、GIFを動くスタンプのように送信できるMessenger連携アプリを提供するにいたりました。
そもそもGIFアニメーションのことを非常に古いフォーマットだと感じる方は多いかもしれません。実は2012年頃からスマートフォンの普及と共に、デバイスや通信環境によらないGIFに注目が集まることとなりました。iPhoneがFlashに対応しないこと、MP4ではモバイルブラウザで再生する際にクリックが必要であるなど、非常にストレスフルでした。
そこでGIFの性質である、「短編」「ループ」「クリックレス」という点がスマートフォンでのリッチコンテンツ閲覧体験に非常に良くマッチしました。スマホでのリッチコンテンツにおいて、GIFMAGAZINEが重要な役割を今後も担えればと思っています。
・苗字や地名のGIFも充実
Q2: このアプリをローンチした際、苦労した点はありますか?
開発で苦労した点、こだわった点は3つです。1つ目は送信への導線。「いいね」や「ありがとう」などのよく使うスタンプGIFは1タップで送れるように徹底しました。
2つ目は検索結果で。日本の苗字は99%、日本の地名も99%対応をしました。「◯◯さん、ありがとう」や「渋谷」など待ち合わせで使えるようにも丁寧にGIFを拡充しています。
最後に3つ目は、大量の画像を高速に表示することですね。
・GIFアニメのクリエイターに楽しい場所を
Q4: なるほど。特定の名前や場所のGIFがあるのは楽しいですね。ローンチ後のユーザーの反応はいかがでしたか?
メッセンジャーでは普段、いいねマークを送信している方が多かったと思います。
今回のアプリで苗字や地名で検索して相手に送信したり、面白いGIF画像や、猫系のGIF画像、ときには怖いGIF画像を送り合って楽しんでいるようです。
また、多くのクリエイターの方々が「OK」や「NO」などご自身で制作された動くスタンプGIF画像を送り合うためにGIFMAGAZINE(web版)にアップロードしています。5月は5万作品以上のGIF作品が投稿されるペースとなっています。
Q5: 今後の他社との提携や、新たなサービスアップデートの予定などを教えてください。
実はアプリ内には検索結果によって起こる秘密の機能がありますので、ぜひ見つけていただけると嬉しいですね。
今後はスタンプのカテゴリ自体をクリエイターの方に開放したり、他社との協業を進めながら、GIFアニメのクリエイターの方々が楽しい場所を作れるとよいと思っています。
ウェブ版でじっくり選んでリンクを貼ることもできるし、携帯アプリはiPhoneとAndroid携帯、どちらにも対応。Youtubeで話題になった映像がGIFになっていて、選ぶのも楽しい無料アプリだ。
(Writer: Saera Jin)
GIFMAGAZINE for Messenger(iOS版)
GIFMAGAZINE for Messenger (Android版)
GIFMAGAZINE for Messenger (web版)