そこで、重宝するのが出先で端末を充電できるモバイルバッテリー。そのモバイルバッテリーを携帯電話ショップで借りられるサービスが今月イギリスで始まった。開始から4日間で利用申し込みが100万件超と爆発的人気を博している。
・好きなだけ利用できる!
サービスを展開しているのは、イギリスの通信キャリアEE。Power Barと呼ぶ、細長い筒状のモバイルバッテリーを同社の顧客に貸し出すというものだ。
ユーザーは出先で携帯端末のバッテリー残量が少なくなったらPower Barを使って充電し、“空”になったものをEEのショップに持ち込めば、フル充電されたものと交換してもらえる。
全国のEEショップでこのサービスを利用でき、そしてPower Barを壊していない限り何回でも交換できるという、なんとも嬉しいサービスなのだ。
ちなみに、Power Barの容量は2600ミリアンペア。自宅でも充電できるのでショップに行かずに“マイバッテリー”として使うことも可能だ。
・バッテリー本体を無料提供
このサービスを始めるにあたって、同社の通信サービス契約期間が3カ月以上で、その間に有料のコールやテキストメッセージを1回以上利用したことのある顧客を対象にPower Barを無料提供するとした。
すると、開始からわずか4日で100万件超の申し込みがあり、あっという間に在庫がなくなった。その後も申し込みは後を絶たず、現在急ピッチで補充を進めているという。
一言で言えば、このサービスは顧客囲い込みのためのものだが、客にとっても“おいしい”、まさにwin-winのサービスといえる。
キャリア間の競争は、料金や通信速度・エリアにフォーカスされがちだが、ユーザーの利便性も大きな要素。かゆいところに手が届くこんなサービス、ぜひ日本でも!
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