著名人を招いてのセッション来場者数や出展企業数など、昨年開催の第1回に比べて大幅パワーアップ。2日目およびイベント最終日となる29日も会場は来場者や出展者で賑わいを見せている。
大島さんご夫妻(共に60代)は栃木県から来場。SVL (Slash Vision Labs) の暗号通貨ユーザーで、同社が出展していることから参加したという。暗号通貨やビットコインを普段から利用しているそうだ。
写真を撮ってトークンを獲得する話題のSNPIT
Snap to Earnプロジェクト「SNPIT」(スナップイット)をはじめとする、オフラインの行動でトークンを獲得するプラットフォームのブースは特に注目を集めていた印象だ。SNPITは、カメラNFTを利用して写真を撮影するとSNPITトークンを獲得できる“Game-Fi”*プラットフォーム。29日にはSNPITのスペシャルアンバサダーを務めるアイドルグループ「WHITE SCORPION」が登場、多数のファンがブースに駆けつけていた。プロデューサーの秋元康氏は、SNPITのストラテジックアドバイザーだ。
ゴルフやスクワットで健康&トークンの一挙両得
また、GOLFINはリアルのゴルフやゴルフゲームをプレイしてトークンを獲得するシステム。「リアルとデジタルを融合したゴルフエコノミーの創出」を目指すという。ゴルフ人口を増やすとともにユーザーの運動機会を増やして健康に寄与するというミッションをかかげる。コロナ禍以降のゴルフブームは継続しており、今年に入ってからゴルフアニメ作品が複数放送・配信されていることもあってさまざまな世代にアピールできそうだ。
運動とトークンを結び付けるサービスとしては、ほかに「スクワットしてトークン獲得」できるアプリ「Wellxy: Jetpack Squat」も興味深かった。アプリを運営する企業Rapanuiにも個別取材ができたので後日改めて紹介したい。
「Breathe to Earn」のMeta Carbonはミスト吸引でマイニング
「Breathe to Earn」を掲げるシンガポール企業Meta Carbonのブースには興味をひかれた来場者が集まっており、見るからに忙しそうだった。今のところ同社のアプリはAndroid版および英語のみで、トークン交換開始は年末の予定とのこと。それまではマイニングして専用通貨である「$MIST」を貯めておくことになる。同社CEOにも個別に詳しく話を聞いたので、こちらも別の記事で詳しく紹介したい。さっそく専用アプリをダウンロードしてミストを吸い、その場でマイニングする来場者の姿も。
写真中央の秋元さん(50代)は、ビジネスパスで28日・29日の両日とも来場。ご本人がブロックチェーン業界の関係者で、DeFiに接続するアプリケーションを開発しているとのこと。高速トランザクションを実現するUPCXなど複数のブースを回り、「いつも使っている」という Arbitrumの大き目バッグ(こちらもグッズ)に入手したグッズを詰めていた。
会場を見て回ると、各企業が気前よく無料で配布する各種グッズの充実ぶりに驚いた。XやInstagramで拡散したり、アプリをダウンロードしたりすることで、より豪華なグッズも手に入る。中にはもはやショップと見まがうようなブースも。配布グッズからもWeb3分野の景気の良さを実感するイベントだった。
WebX 2024は29日18時には閉会するが、21時から翌30日3時までは公式のアフターパーティーが開催される予定。
27日に前夜祭として開催されたオープニングパーティー「Fantasy Bullish Night with Steve Aoki」はSteve Aoki氏を招くという豪華さだったことを考えると、アフターパーティーも相当盛り上がりそうだ。
*Game-Fi:ゲーム(Game)と金融(Finance)を組み合わせた造語。ゲームにDeFi(分散型金融)の要素を掛け合わせたブロックチェーンゲーム全般を指す
参照:WebX 2024
SNPITプレスリリース
(取材/文・Techable編集部)