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Mobile 【Interview】登録して待つだけ!近距離限定SNSアプリ「Space」が作る社会の絆

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【Interview】登録して待つだけ!近距離限定SNSアプリ「Space」が作る社会の絆

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space_1半径数10m範囲内の人と、気軽にやりとりできる近距離コミュニケーションアプリが、最近になって、じわじわと人気を集めつつある。

当初はせいぜい100m圏内であったものが、その距離はどんどん縮まり、中には15m圏内を謳うものも。Bluetoothテクノロジーを駆使したこれらのアプリは、まだまだ発展途上にあり、進化が楽しみなジャンルの1つだ。

今回はその中から特に注目を集めそうなアプリ「Space(スペース)」を紹介したい。特徴は、自分とマッチしそうな相手だけを通知するという機能。未知の友人とのより密度の濃いコミュニケーションを、シンプルな操作によって可能にした。

自身の経験をもとにアプリを開発したという、ダブリューの代表取締役社長兼CEO、半谷 尚瑛(はんがい ひさあき)氏。人と人とのつながりを作ることで、豊かな社会形成に貢献したいと語る。

・省電力で興味のある人とだけつながれる


Q1:まずは、「Space」開発のきっかけと経緯から、お聞かせください。
space_2私自身が以前からノマドワークのような働き方をしていまして、そのときの経験が大きいです。カフェで1人で仕事をしていると、どうしても孤独感といいますか、社会との接点があまりないように感じてしまいます。(中略)

あるとき、岡本太郎さんの「自分の中に毒を持て」という本を読んでみたのですが、岡本さんの生きた時代も、やはり同じなんです。でも、彼は若くしてフランスに渡り、キャフェ(カフェ)で多くの人(著名人)と気軽に議論した経験が、彼の人生に生きていると書いてあって、こういう「もっと、コミュニケーションにあふれる世界を作りたい」と思ったのです。

加えて、「企業人」としてではなく、「個」として発信していく人々が増えていく時代に、コミュニケーションを増やす環境を創ることは、豊かな社会作りに貢献できる、と考えたためでもあります。

Q2:「Space」とは、どんなアプリなのでしょうか。
「Space」は、スキマ時間を同じ空間(スペース)にいる人と会う、コミュニケーションタイムにするアプリです。最近注目のBLE(Bluetooth Low Energy)を利用し、近くの人と「だけ」、バックグラウンドで起動していても、「省電力」でつながることを可能にしました。

これにより、周辺30m以内であれば、個人間で暗号化されたデータが通信されます。その後、お互いが話したいと思えば、その場で実際に会って、会話ができる仕組みです。

Q3:近くの人とつながれる近距離コミュニケーションアプリは、他にも多数ありますが、それらとの違いはどこにあるのでしょうか。
space_3「Space」では、物理的な距離が30m以内のため、会話したいと思えばアプリ内ではなく、リアルに会いに行けるので、つながってからのミートアップ率が圧倒的に高まります。

また、他のアプリだと能動的に、ユーザーが立ち上げる必要がありますが、「Space」は必要なとき(興味のあるものがマッチしたとき)だけ、通知が来るよう設定できるので、1日に何度も、月に何十回もアプリを立ち上げる必要がありません。興味のあるユーザーが現れたときだけ、通知が来たときだけアプリを立ち上げて、さらにお互いに興味を持ったら、つながればいいのです。

・登録項目の特化によって密度の濃い交流を実現


Q4:プロモーション映像では特に、「資格の取得」という部分がフィーチャーされていますが、登録項目は他にもあるのでしょうか。
space_4現時点では、「資格」と「古巣」の2つです。資格の取得では、「学習の進め方がわからない」「相談相手やアドバイザーがいない」など、実際に資格を持っている人や、同じ目的意識を持っている人をつなぐことで解決できる理由が、約30%に上ります。こうした悩みを解決するため、資格を優先しました。

また、古巣では、同じ小学校・中学校・高等学校・大学・企業・インターン先などの「古巣」を登録できるようになっていて、登録しておくと、その経歴でつながれるユーザー同士のみに通知されます。先輩や後輩と会えば、共通の話題で盛り上がれますし、新たなコミュニケーションを生み出せると思い、「古巣マッチ」という機能も実装しています。

Q5:今後の展開について、教えてください。
近々、スキルでのつながりを作り、より多くの人に、新たな人と人をつなぐコミュニケーションツールを、提供していけるようになると思います。

今後は、いろいろな場面で「Space」を利用できる機会が、増えていくと思われます。あくまで人と人とをつなぐツールとして利用し、多くのユーザーさんにネットからリアルに場を移し、コミュニケーションを楽しんでもらいたい、と願っています。

Space「スペース」

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