一方、子どもを送り出す親たちは、喜んでばかりもいられない。「親と離れて泣いたりしないだろうか」など、不安材料はいくらでもある。
そんな親心に応えてくれるのが、「wellnoteスクール(ウェルノートスクール)」だ。ベンチャー企業のウェルスタイルが考案したもので、預け先の先生から子どもの様子を、同社運営による家族限定SNS「wellnote」へ配信するシステム。スマホやPCさえあれば、いつでもどこでも我が子の様子がわかるのだ。
「教育現場と家庭を手のひらで結ぶ」ために生まれた本サービスは、言い換えれば連絡帳のITバージョン。代表取締役社長の谷生 芳彦(たにお よしひこ)氏に、詳しい話を聞いた。
・写真と動画、コメント付き!専用アプリで子どもの様子を配信
Q1:「wellnoteスクール」提供のきっかけと経緯について、お聞かせください。
共働きの夫婦が増える中、お子さんを学童や保育園に預けておられる方も多いかと思います。
お仕事中でも、子どもの様子が気になるのが親ゴゴロ。そんな方々へ、お子さんの教室や保育園での様子を、ご家族だけで安心して見守れる仕組みを提供したかった、というのが経緯です。
Q2:「wellnoteスクール」とは、どんなサービスなのでしょうか。改めて教えてください。
家族だけが閲覧できる安心のセキュリティ、弊社運営による家族SNS「wellnote」を利用したサービスです。機能はそのままに、教育機関の先生方から、写真や動画、コメントによって、普段見ることのできない教室での「今」を、専用アプリで各ご家庭の「wellnote」へ、一斉に配信する仕組みです。主に、教育機関や保育施設向けのサービスになります。
Q3:本サービスを利用することで、教育機関と保護者には、どのようなメリットが生じるのでしょうか。
教育機関のメリットとしては、保護者満足度の向上につながること、さらにママ同士の口コミによって、新たな会員や園児の増加促進が見込めます。また、パパも含めた家族全員に情報が届くことで、退会率の低下にも貢献します。
保護者の方々は、教室の様子をスマホやPCで、いつでもどこでも確認できますし、ママはもちろん、お仕事中のパパや、離れて住む祖父母も一緒に様子を見守れるという利点があります。家族だけが見られるクローズドな環境なので、プライバシーも安心です。
・全国各地の大手塾、学童、保育園で導入予定
Q4:現在のサービスの導入状況は、いかがでしょうか。
学研グループの学童、保育園、塾などでも、すでに導入されております。北海道から九州まで、全国で導入が進んでいるところです。
Q5:今後の展開について、教えてください。
今後も大手塾、学童などの教育機関や保育施設において、導入が進んでいく見込みです。「wellnoteスクール」が、これから多くの教育機関や保育施設に導入されていくことで、「こどもの成長を家族みんなで見守る」という、新しいライフスタイルを作っていければ、と思っております。
wellnoteスクール